2013年6月27日木曜日

★型のキュウリ

型通りのキュウリが完成した
プラスティック製キュウリの型
昨年、近くのホームセンターで見つけた「優れもの」だ。星型やハート型のキュウリを作ることができる道具だ。使い方は、キュウリがまだ小さい実の時に、星やハートのプラスティックの型にはめ込んで育てる。キュウリが丸くなろうとしても、型があるから型の通りに成長するしかなく、結果として星やハートの形になるのである。キュウリの成長は早く、小さな実に型をはめたら、2.3日で出来上がる。成長がはやいから、取り忘れたりすると、プラスティックの内圧が強くなり、写真のオレンジの棒が10㍍以上飛んでいってしまったこともある。3日前に小さなキュウリの実に型をはめ込んで作った星形が今朝、出来上がり、夕飯に「モロキュウ」で食べた。勿論味は同じであるが、何となく可愛らしく、美味しく感じるから不思議だ。

2013年6月23日日曜日

桃太郎 (Trademark of Momotaro) 

桃の形はこうではない!!
この時期になると、スーパーマーケットに桃が並ぶ。(まだとても値段が高くて手が出ないが・・)桃を見ると思い出すことがある。今から5年ほど前のことであるが、その事について少し書いてみたい。

桃というと昔話の「桃太郎」を連想するが、桃太郎はただ単に昔話の中の一つだというのではなく、昔話の王様なのではないだろうか。試しに我が家の前を登校する(下校途中の子どもにも・・・)子どもたちに「むかしむかし・・・・・・の続きを言ってみて。」と問うてみた。「むかしむかし、ある所にお爺さんとお婆さんがいました。お爺さんは山に芝刈りにお婆さんは・・・・・」と私が問いかけた子供は、全員「桃太郎」を話し始めた。やはり「桃太郎」は断然、昔話のチャンピオンなのである。
しかし、その昔話の絵本が影響しているのだろうか、果物の「桃」の形を、桃太郎のはちまきに描かれた形(上の絵のような形)、つまりハート形をひっくり返した形だと勘違いしている子ども(大人も)が多い。スーパーに行った時に確認して欲しい、桃の形はハート形ではなく、両先端が凹んでいるのである。

 
桃は両先端が凹んでいる
 昔、その事、つまり桃太郎のはちまきの桃の形と本物の桃の形が違うことを、A君と夏休みに研究したことがあった。A君は、図書館で何冊もの絵本の絵を確認し、先の尖った桃の形を桃太郎ははちまきにしていることを確認したり、静岡市の農家を訪ねて先の尖った桃について調べたり、浜松のフルーツパークに行ったり、桃太郎伝説の岡山県庁の観光課に電話をしたりして、桃太郎の頭の絵と本物の桃との違いを調べた。

 桃太郎の絵本にかかれたくだものは桃ではなく他の果物なのか、それとも昔の桃の形は先がとがっていたのか・・・・・。

桃太郎のはちまきの
元となった「天津水蜜桃」

                                                                                        答えは桃太郎の故郷岡山県の「農業センター」で見つけることができた。桃太郎のはちまきに描かれている桃は「天津水蜜桃」という品種の桃でなのである。「天津水蜜桃」は現在栽培はされていない。昔は多くの農家で栽培されていた時代もあったらしい。「天津水蜜桃」は果物として生で食べるだけではなく、調理しても食べられたらしい。今日本では、つくば市の「果樹研究所」で。研究用に栽培されているだけらしい。左の写真は「天津水蜜桃」で、A君が「果樹研究所」から送ってもらった物だ。

確かに先が尖っている。


2013年6月19日水曜日

入浴姿を盗撮

庭の主が風呂にはいるのは朝が多い
去年(?)から庭に顔を出すようになったトノサマガエルは、朝よくメダカの水槽に浸かっている。黙ってみている分には入浴姿を見せてくれるが、写真を撮ろうとすると、すぐに潜ってしまう。シャッターを押そうとして手が動くからなのか、本能的に何かをされることが分かるのか、はたまたこのトノサマガエルはメスで恥ずかしいのか・・・・。

なんてバカなことを書きながら、投稿タイトルも含めて反省をしている。

2013年6月13日木曜日

ジャックと豆の木 (Jack and the Beanstalk)

支柱に巻き付こうとしているまきひげ
母親と二人だけで暮らしている息子のジャックは、ある日家の唯一の財産である牛を街に売りに行くように母親から頼まれる。ところが牛を売らないで、街に行く途中に出会った男が持っていた「豆の実」と牛を交換してしまう。家に帰ってその事を告げると、母親は怒って、豆を窓の外に投げてしまう。ところが、次の朝庭を見てみると・・・・。なんと、母親が投げ捨てた豆の木は芽を出し、茎を伸ばし、雲の上にまで伸びている。ジャックはその豆の木に登って・・・・といったストーリーが「ジャックと豆の木」のあらすじだ。

童話だから、別にむきになることもないのだが・・・・・・。確かに豆科植物の成長はとても早く、暑い季節になると1週間に1メートル位伸びることも希ではない。しかし、なぜ早く成長できるのかというと「つる」や「まきひげ」で自分の身体を支えているので、他の植物みたいに、茎を繊維で強くして、自分の身体を保持するのではなく、ツルを絡ませて自分の身体を保持するから、茎を固くする分の余分なエネルギーを使わないために、早く育つことが出来るのだ。だから、豆の木が雲の上まで成長するのには、雲の上まで支柱とかネットとかつるを誘引する物をあらかじめ作る必要があるわけで、種を蒔いただけでは雲の上までは成長できない。な~んて・・・・・・・・・・・・・どっちでも良いね。(どうしてこう屁理屈ばかり言うのかね)

支えを必要とする植物には「まきひげ方式」と「つる方式」があり、「まきひげ方式」は「巻きひげ」(バネのようにくるくると丸まったもの)で支柱やネットなどに絡みついて登る。これに対して「つる方式」は、つるそのものが支柱やネットにまきついて登る。どちらも、まきはじめると成長が一気に進む。また、他の植物みたいに、根元が太くなったりすることがないから、ネットや支柱に結んであげる時に将来の事を考えて、少し緩めにしばってあげる配慮も要らない。

2013年6月12日水曜日

お化けキュウリ (very big cucumber)

奥は普通サイズキュウリ 手前は取り忘れキュウリ
用事で4日程、家を留守していたら今朝畑を見てビックリ。キュウリが大きくなりすぎてしまった。

一般的にキュウリは朝どうしようかな、収穫しようかな、止めようかな ?と迷っていて、夕方まで待つとビックリするほど大きくなってしまうこともある位成長が早い。今朝はでかくなってしまったキュウリを10本以上収穫した。

しかし「でかすぎる」ってどういう事なんだろう。またキュウリの収穫好機って一体いつなんだろう。

以前、初めてナスを作った時に、畑で農作業をしている農家の方に「ナスはどうなったら収穫したらいいのですか。」「特別なサインが植物から出てきますか。」と尋ねたところ、「お前さん、スーパーに行ってナスの大きさを見て、それと同じ位になった収穫したらいいよ。」と笑いながら教えてくれたことがあった。
要は一般的な(八百屋さん←今はないね。スーパーで売られている位)な大きさが丁度取り頃なのだろう。
でも、天の邪鬼で屁理屈屋の私は、先ほどから「キュウリの語源は「黄色のウリ」に違いないと考えていて、(白ウリがあるから「黄色のウリ」が変化してキュウリになったのではないか ?と考えたのだ。)そうなると、本当に美味しいのは黄色くなるまで大きく熟したキュウリなのではないか・・・・・・と考えた。
確かにキュウリは、そのままにしておくとヘチマくらいに大きくなって、黄色い色が付く。今年は実験的に、黄色くなるまで大きくしてから、食してみようと思っている。
もし美味しかったら「大きくて美味しい」最高だよね。

2013年6月7日金曜日

雄花と雌花 (Male and female flowers)


キュウリの雌花 ちょうどミツバチが来ていた
借りている畑でたくさんの花が咲き始めた。普通に雄しべと雌しべのある花だけでなく、雄花と雌花が別に咲く物も多い。今畑にある植物の中では、カボチャ、キュウリ、スイカ、ズッキーニ、白ウリ、ゴーヤがその仲間だ。

雌花には、花の根元の部分に赤ちゃんの実ができている。上の写真でも、黄色い花の下にキュウリの小さな実を見ることができる。スイカなら小さなスイカが花の根元の部分に付いている。スイカなどはよく目を凝らしてみてみると、スイカの縞模様も見ることができる。だから、雄花と雌花の見分け方はそんなに難しいことはない。

私は「雄しべと雌しべ」という呼び方をするが、畑のおじいさんは雌花のことを「成り花」と呼ぶ。おそらく「実がなる花」という意味だと思われる。私は咲いている花に何もしないでほったらかしであるが、畑のおじいさんは、雌花に雄花の花粉を付けてあげたりしていることがある。その様子を見ていると「成り花」という言葉が実感として伝わってくる。
スイカの雌花 根元にスイカの縞模様が見える
ところで、花の中に雄しべと雌しべがある植物、雄花と雌花がある植物、さらに雄木と雌木が別の植物(イチョウやキウイフルーツなど)など植物は花の咲き方が様々であるがなぜだろう ?普通に雄しべと雌しべがある植物は、受粉がしやすく、種を簡単にたくさんつくることができる。これに対して雄花・雌花あるいは雄木・雌木が別の植物は受粉が難しく、種をたくさん作ることが難しい。でも違う個体の遺伝子を受け継ぎ新しい個体を作ると、急激な変化が起きた時などに(環境が急に変わった時など)変化に対応することができる個体がその中にあるかもしれないから、種として生き残ることが容易だ・・・と言うこともできる。それぞれの植物の戦略だ。生き物って本当に上手にできている。

2013年6月5日水曜日

撮ったどぉ~ (I took a picture of the frog)

メダカの水槽を訪問している我が家の主
何年前から私の家の庭に住み着いているのだろう  ?トノサマガエルが毎年この時期になると姿をあらわす。多くはメダカの水槽の中に浸かって「いい湯だな。」とでも言っている感じだ。草の陰に隠れていることもある。家人に「いつから来ているのだろう  ?」と聞いてみたが「2年は絶対に来ている。」との返事。私も一昨年には庭に来ていてことを思い出すことができる。堂々としていて、私は密かに我が家の「庭の主」と呼んでいる。が・・この主、どれくらい長生きできるのだろう  ?ネットで調べたら5年程らしい。もっと大きくなってずっと我が家に住み着いていてほしいものだ。

2013年6月2日日曜日

接ぎ木苗 (「せつぎ」でなく「つぎき」と読みます)

矢印の所で接いである
元気よく育っていた苗が急に元気をなくし、だんだんに弱っていく。困ったな~と思って水をあげたり、消毒をしてみたり、肥料を与えてみたり・・・・色々な事をしてもどんどん萎れてきてしまう。連作障害の苗はそんな症状を見せる。連作障害とは同じ植物を同じ場所で作っていると、途中まで育っていても枯れてしまうことだ。私の借りている畑でも、ナスが元気に育ってきていると思って喜んでいたのに、だんだん元気をなくし、朝晩の日射しの弱い時は元気でも、日中は葉を下に向けて枯れているような状態になってしまった。
仕方なく、苗屋さんへ行って、新しいナスの苗を購入してきた。それが「接ぎ木苗」だ。(「せつぎ」でなく「つぎき」と読む)連作障害を起こさない植物に、ナスを接ぎ木して、連作をふせぐ・・・・それが「接ぎ木苗」だ。(これに対して普通の苗は「自根苗」とか「実生苗」と呼ばれている)勿論、2本の植物が必要だし、接ぐための労力や用具が必要だから、接ぎ木苗の方が断然値段が高い。写真では矢印の部分で、ナスが接いである。
「接ぎ木」って人間で言ったら、上半身は人間だけど下半身は馬にしよう。2つの動物の良い部分を組み合わせてよりよい物にするって感じなのかな?

時々このブログに登場してもらっている愉快なおじいさんが、今日も私の借りている畑に顔を出してくれてので「ナスが枯れてしまい、接ぎ木苗を購入して植え直した。」と話したところ・・・・。
「あれ、そんなことせんでもな、ここらじゃナスの実が取れる頃になったら他の畑に行って『今年はナスが連作障害で枯れちゃったわ』って言ってごらんよ。まぁ袋いっぱいのナスを貰えるよ。」
「キュウリだってな、今年はキュウリを植えたが、カラスに食べられた・・・・・って言やぁたんと貰えるさ~。作る必要なんてねぇ。俺は長年その作戦だわ。」と大笑いしながら話してくれた。私はこのおじいさんの戯れ話が大好きだ!!!!