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桃の形はこうではない!! |
桃というと昔話の「桃太郎」を連想するが、桃太郎はただ単に昔話の中の一つだというのではなく、昔話の王様なのではないだろうか。試しに我が家の前を登校する(下校途中の子どもにも・・・)子どもたちに「むかしむかし・・・・・・の続きを言ってみて。」と問うてみた。「むかしむかし、ある所にお爺さんとお婆さんがいました。お爺さんは山に芝刈りにお婆さんは・・・・・」と私が問いかけた子供は、全員「桃太郎」を話し始めた。やはり「桃太郎」は断然、昔話のチャンピオンなのである。
しかし、その昔話の絵本が影響しているのだろうか、果物の「桃」の形を、桃太郎のはちまきに描かれた形(上の絵のような形)、つまりハート形をひっくり返した形だと勘違いしている子ども(大人も)が多い。スーパーに行った時に確認して欲しい、桃の形はハート形ではなく、両先端が凹んでいるのである。
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桃は両先端が凹んでいる |
桃太郎の絵本にかかれたくだものは桃ではなく他の果物なのか、それとも昔の桃の形は先がとがっていたのか・・・・・。
答えは桃太郎の故郷岡山県の「農業センター」で見つけることができた。桃太郎のはちまきに描かれている桃は「天津水蜜桃」という品種の桃でなのである。「天津水蜜桃」は現在栽培はされていない。昔は多くの農家で栽培されていた時代もあったらしい。「天津水蜜桃」は果物として生で食べるだけではなく、調理しても食べられたらしい。今日本では、つくば市の「果樹研究所」で。研究用に栽培されているだけらしい。左の写真は「天津水蜜桃」で、A君が「果樹研究所」から送ってもらった物だ。
確かに先が尖っている。
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