2013年6月13日木曜日

ジャックと豆の木 (Jack and the Beanstalk)

支柱に巻き付こうとしているまきひげ
母親と二人だけで暮らしている息子のジャックは、ある日家の唯一の財産である牛を街に売りに行くように母親から頼まれる。ところが牛を売らないで、街に行く途中に出会った男が持っていた「豆の実」と牛を交換してしまう。家に帰ってその事を告げると、母親は怒って、豆を窓の外に投げてしまう。ところが、次の朝庭を見てみると・・・・。なんと、母親が投げ捨てた豆の木は芽を出し、茎を伸ばし、雲の上にまで伸びている。ジャックはその豆の木に登って・・・・といったストーリーが「ジャックと豆の木」のあらすじだ。

童話だから、別にむきになることもないのだが・・・・・・。確かに豆科植物の成長はとても早く、暑い季節になると1週間に1メートル位伸びることも希ではない。しかし、なぜ早く成長できるのかというと「つる」や「まきひげ」で自分の身体を支えているので、他の植物みたいに、茎を繊維で強くして、自分の身体を保持するのではなく、ツルを絡ませて自分の身体を保持するから、茎を固くする分の余分なエネルギーを使わないために、早く育つことが出来るのだ。だから、豆の木が雲の上まで成長するのには、雲の上まで支柱とかネットとかつるを誘引する物をあらかじめ作る必要があるわけで、種を蒔いただけでは雲の上までは成長できない。な~んて・・・・・・・・・・・・・どっちでも良いね。(どうしてこう屁理屈ばかり言うのかね)

支えを必要とする植物には「まきひげ方式」と「つる方式」があり、「まきひげ方式」は「巻きひげ」(バネのようにくるくると丸まったもの)で支柱やネットなどに絡みついて登る。これに対して「つる方式」は、つるそのものが支柱やネットにまきついて登る。どちらも、まきはじめると成長が一気に進む。また、他の植物みたいに、根元が太くなったりすることがないから、ネットや支柱に結んであげる時に将来の事を考えて、少し緩めにしばってあげる配慮も要らない。

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