鉢植えのユリの花が咲いてくれた。この鉢植えのユリは、植え替えや肥料の管理もあまりしていないのに毎年律義に咲いてくれるのだ。
このユリは「スカシユリ」という品種なのだが、ユリ(白百合)にはこんな愉快な思い出がある。私の通った中学校には(当時は多く先生方がそうだったのだが・・・)同じ中学校に主のような先生がいて同じ中学校に10年以上勤務していた。そんな近所のお兄さんもお姉さんも受け持ってもらった有名なB先生には国語の授業を教えていただいた。と言っても授業の内容は何も覚えていなくて授業中に話してくれる雑談が抜群に面白いのだった。
「君たち、そろそろラブレターなんて生意気に書く年ごろだろうが、私にはこんな失敗があるから君たちはそんな失敗はしないようにしろよ。」と前置きをして「私は好きな女の子に『君は美しい、まるで白百合のようだ。』と書いたら振られてしまった。白百合は下向きに花を咲かすだろう??その女の子は猫背を気にしていて『白百合のようだ』という私の手紙の文に欠点を指摘されたように感じてしまったのだ。」私たちは腹を抱えて笑った。とてもいい思い出だ。当時の先生は素敵だったよね。
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