2019年1月19日土曜日

コンサート ( I went to the concert. )

話はとても前後する。

大学時代に音楽好きな友人N君とお昼ご飯を一緒に食べていたら、N君が「新生児のオギャーって鳴き声あれ「ラ」の音なんだよ。それからピッピッピッピーンっていう「時報」あれも「ラ」の音なんだよ。」「ラ」の音階は、ヒトの耳にとても響く音の基本なんだ。」といつものように熱っぽく話してくれたことがあった。

そして今日「なぜ『ラ』は基準音になったのか?」というコンサートが近くの市民会館で行われるのを知って、出かけて聴いてきた。コンサートは世界で活躍する調律師の村上達哉氏とピアニスト島田彩乃氏のトークセッションやピアノのミニコンサートの構成で行われた。コンサートの構成上、ピアノは河合楽器の最高級ピアノが用意され、ピアノの性能が十分に発揮できるような曲目が演目となっていた。勿論、本当にピアノのテクニックが素晴らしく、音楽に堪能できたのだが・・・・。

なぜ「ラ」は基準音になったか?という問いに対する明確な答えはなかった。(というより、今も分かっていないというのが、答えの様であった。)その中で一番有力な説は「昔の弦楽器「バイオリン」の基礎となったような楽器の一番低い音が「ラ」であったので、その「ラ」の音を基準に音階を刻むようになった。」のだそうだ。
村上氏は調律をしていて、自分の思いに近い音が出せると思わず(興奮するのかな)鼻血が出るのだそうだ。
それから、島田氏がフランスの留学してフランスの風や景色や空気に触れ一年経った頃にドビュッシーのピアノ曲を上手に弾くことが出来るようになったという話もとても心に残った。



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