昨日、将棋の羽生善治九段が今まで大山康晴元名人が持っていた最多勝1433勝に並んだことをニュースで知った。対戦相手が谷川浩二元名人であったことも因縁めいた話である。
将棋の大好きな私にはたくさんの思い出がある。まず、以前は大山康晴名人が長い事名人の座を守っていて、その牙城を破ったのが中原誠名人だった。大山康晴も中原誠もたくさんの挑戦者をことごとく退けて名人位を守るので、巷では「大山、中原・・つまり大きな山から中ぐらいの原っぱ。だから次に名人を張るのは小さな川の小川さんではないか?」などと冗談を言うほどこの二人の実力は抜きん出ていたのだが・・・・この中原誠の次に名人位を長く保持したのは「小川」ではなく「谷川」であった。
その谷川浩二を破って名人などのタイトルを総なめにしたのがこの羽生善治九段なのだ。(今はタイトルを持っていない。)
この羽生善治九段がNHKの小学生名人で優勝した時に、賞状を渡したのが大山康晴さんであり、その時に偶然ゲスト解説をしていたのが今回の対戦相手の谷川浩二さんだったのだ。おまけにこのとき、大山康晴さんが「谷川君、この小学生なんかが成長してタイトルを争うようになるんじゃないのかな?」等と軽口をその時に言っているのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿