新聞で知った。
ー閑さや(しずかさや)岩にしみ入る蝉の声ー
有名な松尾芭蕉の「奥の細道」の中の一句。この句に詠われたセミはどんな種類なのか??歌人の斎藤茂吉は
「喧騒と静寂が主題であるこの句ではアブラゼミがふさわしい。」と主張したのであるが首を縦に振らない学者がいて「この句の詠まれた日付と場所が分っているが、アブラゼミはこの時期この地方にはまだ出現しない季節である。」と主張したのだと言う。後にこの時期に、この地を訪れた斎藤茂吉は、アブラゼミが出現せずニイニイゼミが繁殖しているのを目の当たりにして、自説を修正したのだという。
そしてこのあまりにも有名な一句が読まれたのが330年前の今日、出羽の国(山形県)の立石寺なのだという。
我が家のそばでも、アブラゼミもニイニイゼミもまだ鳴き始めない。梅雨の影響でセミの初鳴きも遅れているようだ。
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