夏に捕まえて一ヶ月後、秋になり「マムシ酒」が出来上がった。よく「滋養強壮に」とか言うけど、実際には「打ち身、捻挫、筋肉痛」等の際に、患部に塗って使うことが多く、飲む人はあまり居ないようだ。私は「マムシ酒」を持っていたので、腰痛持ちの上司に差し上げることにした。
(時は流れて正月)
当時は、上司の家で正月に「宴会」を行うことが多く、その日も同僚たちと飲んでいた時に、送れてきた同僚が
「沖縄旅行のお土産です」と泡盛を持ってきてくれた。上司の奥様が
「いただいてみましょうか。」と台所に持っていき、かわって東京の大学からお正月で帰省していた娘さんがグラスに入れて持ってきてくれた。
「けっこう強いね。」「刺激のあるお酒だね。」とワイワイ盛り上がり・・・・・・・・。
(時は流れて仕事始め)
仕事始めの上司の挨拶は意外な一言から始まった。
「皆さんに謝らなくてはならないことがあります。」
娘さんが久しぶりの帰省だったので、台所の様子がよく分からず、「泡盛だ」と言って振る舞ったのは「マムシ酒」だった」と言うのです。マムシ一騒動の巻です。
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