ヒマワリの花が咲き終わり、今朝畑から抜いた。ヒマワリは英語で「sunflower」と呼ばれるだけあって、本当に太陽の似合う花だ。日本名の向日葵も「日に向かう葵」とまた太陽にちなんだ名称が付けられている。また花が咲き始めるとたくさんの昆虫が花に集まる植物でもある。
ヒマワリの花を見ると思い出すことがある。(思い出話が多いね・・・・・最近・・・・・・。)私はこの話を直接見聞きしたのではなく、友達から聞いたのであるがとても素敵な話だ。
ヒマワリに蝶が蜜を吸いに来ていた |
ある時、大学の教授(生物の専門の教授)が小学校に来て植物の話をしてくれて、講演の最後に質問コーナーが設けられた時、ある小学生が「先生はヒマワリが太陽の方を向く話をしてくれたけど、朝はどっちを向いているのですか??」と聞いたのだそうだ。
ヒマワリは(若いヒマワリに限る)太陽の方を向いて動くのだ。太陽が西に沈んだ所までで話が終わることが多いが、よく考えてみるとそのままではヒマワリは次の日の朝、西を向いたままなのだ。大学の教授は「良い質問だね。少し時間をくれますか。」といって後日実験をして答えを持って再度その学校を訪ねたと言うのだ。
大学に戻った教授は、鉢にヒマワリを植えヒマワリの向日性を確かめ、夜観察をしたところ夜の間に西に向いていたヒマワリが東に向き直ったのだそうだ。(話には聞いているけど実際にヒマワリが太陽の向きと一緒に動くとか、夜に戻るとか・・・・体験をしている人は少ないよね。)
更に、その教授は鉢植えのヒマワリの向きを色々に換えて実験をして、東から西に毎日動いているヒマワリは、その動きが癖になっていて、鉢を動かしても東西南北に関係なく動くことも実験で確かめたのだそうだ。(しばらく癖で動いているが、だんだんと太陽を追って動くようになり、東西に動くようになるということらしい。)
小学生の質問も子供らしく、大学の教授の答えも本物だ。ヒマワリを見るとこの話を思い出す。
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