2015年4月23日木曜日

箱根の関所 ( Hakone Checkpoint )

縁があって、箱根の関所を見学することが出来た。今回は箱根の関所の係の方が説明をしてくださり、とても参考になった。
箱根の関所には当時の様子がマネキン人形などで再現されているのだが、モノトーン調であり「当時の記録に色の記述がないので・・・・・」とのこと、多くの場合適当にその頃らしく展示してしまうと思うのだが、好感が持てた。
また係の説明の中で感心したのは「藪入り」という制度だった。「藪入り」というのは、関所破りの犯人を、犯人として扱わず「藪入り」つまり道に迷っただけ、という解釈で、小田原藩の藩境からの追放処分ですませていたとのことなのだ。「藪入り」は、多くの人を磔の刑から救った箱根の関所独特の政策ということになっているが、どうやら関所破りの報告を幕府にすると「いったい何を警護しているのだ!!!」とお叱りを受けてしまうので、藪に迷ってことにしてしまえ!!!ということらしい。このあたり、今の官僚の考えと全く同じではないのか・・・と妙に感心してしまった。

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