春先になると気温も地温も上がり、急に植物が成長するという嬉しい反面、雑草もまた植物であるので成長をしてくれる(成長してしまう。)本当に厄介だ!!!雑草の中で特に厄介なのはスギナではないだろうか?スギナと言ってもピンと来なくてもツクシと言えばだれでも知っている植物だろう。しかしツクシとスギナは同じ植物で呼び名が違うだけなので、少し説明してみたい・・・・。


春の象徴のようなツクシはスギナの胞子茎で、春先に出てくる。そのツクシが姿を消すと、同じ地下茎からスギナが顔を出す。雑草が増える仕組みを説明すると、まずツクシが胞子を放散して子孫を増やし、更にスギナは『地下茎』によって大繁殖を促す。しかもスギナの地下茎は深く根をはっていて、地下茎全体を掘り起こすのは困難だ。スギナは引っ張ると節で切れてしまい、上部の茎の部分(スギナ)を引き抜いても地下茎が残るので、又芽を吹いてきてしまうのだ。スギナの葉ごとクワで起こして、地下茎の切り刻んでも、その節の部分から芽を吹き、二倍三倍と倍増を重ねることになってしまう。耕せば耕すほど繁殖を助けることになり、根絶させることの難しい、厄介な雑草なのだ。右の写真が地下茎ごと掘り起こしたスギナだ。面倒でも掘り起こしてよく乾燥させて捨てるしかない。中途半端だとまた芽を出すのだ。このところ雑草を掘り起こす作業が続いている。
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