2016年2月27日土曜日

プロフェッショナル ( What is professional ? )

まずはこんな話からスタートしよう。
ずっと以前の話である。西武ライオンズが森監督の元で優勝を重ねていた頃のこと・・・。その頃の外野手はもちろん秋山(後のソフトバンク監督)が有名であるが、平野選手も忘れられない。彼は、ゴールデングラブ賞を何度受賞しているのだがこんな言葉を残している。
捕殺(バックホームアウト)が少ないほど誇れる数字なのだ。私はこの言葉を当時のプロ野球ニュースで聞いた。

補殺というのはヒットや外野フライなどで進塁しようとする選手を返球によって刺すプレーのことである。外野手の強肩の見せ所でもあるはずのこの数字が少ない方がいい…と。またバックホームアウトをしているうちは二流選手だというのだ。
一流選手というのは、自分のところにボールが来たときに「平野のところに行ったらもうだめだ、走るのはやめよう」と思わせることなのだというのだ。
古田捕手も同じようなことを言っていた。
「盗塁阻止率よりも、盗塁企画数が減って、誰も走ろうと思わなくなるのが理想だ」と。

さて先日その古田が、テレビの対談番組で「イチロー選手は『さぁ来い!!』って待っているよね」と笑いながら言っていた。相手の人も「そう」「そう」と応じていた。

イチロー選手は相手チームの選手が走るのを待ってバックホームをして、レーザービームで仕留めて拍手喝采を浴びるのだと・・・。
よく分かるな!!!打撃も守備も派手なプレーが多い。

でも、本当のプロフェッショナルってどっちなんだろう???派手なクロスプレーも見たいし、地味な心理戦も見てみたい。

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