夕方散歩に出ると、用水路や川に「オシドリ」が泳いでいるのに出会う。
「オシドリ」というと「オシドリ夫婦」という言葉が、仲の良い夫婦の例えとして使われる。オシドリは、つがいの1羽がいなくなると、残ったもう1羽もいなくなった相手を思い続け、死んでしまうという言い伝えがあって、「思い死ぬ鳥」という言葉から、オシドリという名前が付けられたのだという。確かに、いつも一緒に泳ぎまわっているように見える。でも、よく見ていると寄り添っているというよりは、オスが一方的にメスのそばにくっついているのがよくわかる。
最近の研究から、他のオスたちから、自分のメスを取られないように見張っているのだという事が分かったようだ。そんな懸命なオスの監視にもかかわらず、DNA鑑定をすると父親違いのヒナいるのだそうだ。より良い子孫を残すためのメスの生き残り方法なのだろう。
もっとも、オスの方もメスが卵を産むと、抱卵や子育てを手伝うこともなくメスのもとから去っていき、新しいメスと出会うのだという。自分の子孫をいかに多く、優秀な子孫残すか、これが一番大切なことなんだね。
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