2018年1月4日木曜日

干し柿 ( It is not delicious. )

実は、結構多くに人に「最近、干し柿にハマっちゃって・・・・。」などとニヤニヤしながら出来上がった干し柿をお分けして、食べていただいたのだが(私が試しに食べてみた干し柿は甘くて美味しかったのだが・・・・・)先日冷蔵庫に保管してある「干し柿」を食べたら・・・・・渋い!!!!!!!!!!!!!

今年の干し柿は、原料になる渋柿(甲州百匁柿)が手に入らず、高知県から取り寄せたりして作ったのだが、どうもうまくいかなかったようだ。(干し柿の師匠も悪戦苦闘している。)もともと干し柿に使う渋柿は、種が未熟な時に鳥に食べられないように渋くしている植物の知恵なのだそうだ。だから渋柿の種が発芽できる時期になると、渋柿も甘く熟して鳥も食べるようになるのだそうだ。

調べてみると次のようなことが分かった。

渋柿の渋の正体はタンニンで、渋柿の渋を「抜く」と言っているが、渋の原因のタンニンを取り除くわけではなく、渋柿に含まれているタンニンは「可用性(かようせい)」といって、字のごとく口の中で溶ける性質を持っているので、口の中でタンニンが溶ける⇒渋っ!渋っ!渋っ!となるわけなのだそうだ。この溶けるタンニンを溶けないように変化させることが「渋を抜く」ということなのだそうだ。溶けるタンニンを溶けないタンニンにしてくれるのが、アセトアルデヒドという物質で、渋柿のヘタのところに焼酎をつけると渋柿がアルコールを吸って柿の中でアセトアルデヒドができる。炭酸ガス、ドライアイスで二酸化炭素を充満させる方法も、渋柿が呼吸ができなくなり窒息状態にすると、柿の中でアルコールができて、アセトアルデヒドもできる。干し柿も渋が抜ける仕組みは一緒で、皮をむいた渋柿は干されると表面が乾燥して膜ができることによって、呼吸ができなくなり、アルコールができてアセトアルデヒドに変化する。「お湯につける」方法も、お湯につけることで窒息状態になる⇒アルコールができる⇒アセトアルデヒドに変化ということらしい。

などと、ごちゃごちゃ言ってきたけど、もし、このブログを読んでくれた人の中に私の干し柿で「渋害」に合われた方がいたら、この場を借りて御詫びをしたいと思っている。ごめんなさい🙇m(__)m

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