
「カラス何故なくのカラスは山に・・・・」と歌われたころはカラスの鳴き声は「可愛い」「可愛い」と聞こえていたのだ。今はカラスが憎くて、そんな風には聞こえてこない人が多数ではないだろうか?
この本のタイトル「協定」にもあるように、人には人の「汚されたら困る」という事情があり、カラスにはカラスの「子孫を残さねばならない。」という事情があるのだ。どんな協定を結んだら人とカラスは共存して生きていけるのだろう?
電力会社が巣を撤去しても、そのカラスの夫婦は子孫を残すためにテリトリーの中の別の電信柱にもう一度営巣するものであり、電力会社は2度3度の出動が必要となる。しかしもし、繁殖に伴う糞害などの迷惑があまりかからなく、人の生活圏と重ならない電信柱に営巣し、繁殖をしたのなら電力会社は一度も出動をしなくても済む。そう考えたら、営巣してもあまり人の迷惑がない場所にカラスの巣作りの空間(例えばカラスが営巣しやすいように、お椀みたいな形の物を用意して、そこに巣を作るように誘導する。)を作ってそこで繁殖してもらったらどうだろう?というのがこの本の著者の意見(協定の中身)だった。成程と思うことがいっぱいあった。
でも、カラスさん、我が家の前の電信柱に巣を作るのは止めてね!!!
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