2013年2月3日日曜日

節分(豆まき)

節分の日。最近は「恵方巻」がとみに有名になったが、我が家では、関西に知り合いがあり、今の様に「恵方巻」が有名でない頃から、節分には太巻きの寿司を恵方の方角を向いておしゃべりすることなく、頬張っていた。 私の子供の頃は、豆まきがどこの家庭でも行われていて、子供会で、各家庭を訪問して、「豆まき」のお菓子をいただいて回っていた。帰りがけに「○○さんの家の豆まきは豪華だった」「××さんの豆まきはあんまりお菓子がなかった」などと生意気なこといっていた。恥ずかしい思い出である。 私の同僚だったMさんは、鳥取県の出身で、鳥取の節分にはこんな事をするのだそうだ。 豆まきをおえると、夜中に拾った豆を紙に包み、それを持って自宅の一番近くの辻(四つ角)に置いてくるのだそうだ。置いてきて自宅に戻るまで一言も口を利いてはならず、しんしんと冷える夜中に一人だけで口を利かずに辻までの道を往復すること・・・・それはそれは怖いものだったとおっしゃっていた。「恵方巻」はバレンタインデーにおけるチョコレート業界みたいに、海苔業界が仕掛けた行事みたいだけど、鳥取県に伝わる節分の伝統は交通事故の危険もあるし、販売できる物がないからメジャーになることはないんだろうな。

0 件のコメント:

コメントを投稿