2月になった。陰暦では、如月とも言う。高校1年の古典の時間に最初に教えて貰った記憶がある。睦月、如月、弥生、卯月、皐月・・・・・・・。丸暗記をさせられた。
想い出すのは・・・・・第一回の古典のテストの時間。前に座っていたSさんが「高3のお兄ちゃんが『陰暦の名前、必ずテストに出る』って言ってた」と後ろの私に教えてくれたので、私は後ろに座っているT君に「Sさんが陰暦の名前がテストに出題されるって・・・・・」と伝えると、T君は急に大きな声で「むつき、きさらぎ、やよい、うつき、さつき・・・・」と唱え始めた。私も声を出して一生懸命に覚えようとしていると、Sさんが「お兄ちゃんに教わった方法、教えてあげようか。」と言って「むきやうさみふはなかしし」って覚えたら良いんだよ」と教えてくれた。「むつき、きさらぎ、やよい・・・・・」の一番最初の文字を繋いだ言葉なのだが、Sさんの(Sさんの兄さんの)予言通り陰暦名は出題され、おかげで陰暦については答えることが出来た。
「むきやうさみふはなかしし」は意味のない順序もないへんてこな言葉であるが、今でも忘れずに覚えている。大切なことや人の名前を忘れてしまうのに忘れないこともある。ヒトの脳ってどうなっているのだろう?
寒さが増し、着物を更上に着ることから「きさらぎ」の言葉が出来たという。まだまだ寒い日が続きそうだ。
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