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桃の花 桜よりも少し早く咲く |
桃の花が静岡の広野地区に咲く頃になった。桃の花について書いたみたい、・・・・が知っていることではなく、知らない、あるいは調べたけど分からなかったということについて書いてみたい。
静岡市に広野という地域があり、桃の生産地である。あったというべきかもしれない。近くには「桃園町」という地名も残っていて、昔は桃の生産が盛んであったことの名残が地名として残されている。今は用宗海岸の側に少しの桃畑を残すだけとなってしまった。
昔こんな話を聞いたことがあった。広野に桃の生産が盛んになったのは、沼津の御用邸に「大正天皇」がよく静養に来られていて、大正天皇はお身体が丈夫でなかったので「桃」を滋養強壮のために食べられた。そのために御用邸内で桃が作られるようになった。広野の農家のある人が、そこにヒントを得て、(一説によると枝を折って持ち帰り挿し木した)そこから広野の桃作りが始まった・・・・・。というのである。私は何軒かの農家の人に聞いてみたが、どの人も「分からない。」という返事であった。農家も減ってしまい噂の真相をつかむことは出来なかった。
もう一つは、桃太郎の童話についてである。物語は、山に芝刈りに行ったお爺さんが上流から流れてきた大きな桃を家に持ち帰り、真っ二つに切ったら中から赤ん坊がでてきて「桃太郎」と名付けた。やがて・・・・。というのが「桃太郎」の童話であるが、この桃太郎の本当の原作は、拾ってきた桃をお爺さんとお婆さんが家に持ち帰り食べたら、二人とも若返り元気が出て、子宝に恵まれ、生まれてきたのが桃太郎だ・・・・。というのである。さらには元気になったのはお爺さんだけで、近所の若い娘に子供を産ませたという話さえある。こちらも調べたが・・・・やっぱりこれも未解決のままである。共通しているのは桃の実には滋養強壮の効果(栄養)があるということであるが・・・・・。
広野の地域では卒業式や入学式に頃に桃の花が咲く。長田の地区を転任される先生方を見送り、転入してきた先生方を迎える花である。
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