2014年2月22日土曜日

佐野昌男著「私のスズメ研究」( Have you ever caught a sparrow? )

近くの図書館に行って本を借りようと新着本のコーナーを見ていたら、児童書ではあるのだが佐野昌男著「私のスズメ研究」と言う本があった。何となくページをめくっていたら左の挿絵があり、挿絵の様子が懐かしく思えて借りることにした。

そうそう、小さい頃、私は挿絵みたいにして、スズメを捕まえようとしたものだった。しかし、何度も何度も失敗をして、この挿絵の通りでは捕まえることは不可能であることが分かった。
まず紐は黒く細い物にしなければスズメは気付いてしまう。また人影が少しでも感じられるとスズメは警戒をするので、身体は家の中に入れてしまうこと、スズメが籠やザル(私は箱に蓋を乗せたが・・・)に入ったかどうかは、小さな鏡を庭側に出して、身体は出さず(スズメからは見えないようにして)外の様子を見ることが大事なのだ。
この方法を失敗の中から編み出してからは、多いときには一度に3匹のスズメを捕ったこともある。

スズメの研究というのは
・スズメの住んでいる場所が人家の側なので、研究をする際に家の人の許可を取ることが必要となり、そのことが面倒なためにスズメを研究対象にする研究者が少ない。
・スズメは、数が多すぎて個体を特定することが大変で、研究を志す若い研究者がいない。
事などが分かった。

・しかし、1匹のスズメの行動圏はわずか110メートルほどであり、本当に狭い範囲でしか活動していないこと
・火山活動で全島避難をした三宅島ではスズメが一時いなくなった事などを
この本で教えてもらった。

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