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もちろん私の字ではない’(笑) |
つ・・・・と騒がしい。金、銀というと思い出すことがある。
私が中学生の頃、私が通う中学校は「書き初め」が冬休みの宿題になっていて、1月の始業式に作品を持って持っていくのが恒例であった。私は字が、特に毛筆は苦手で、今まで字について誉められたことがない。たまに誉められたと思うと「個性的な字だね。」などと本人が傷ついているのに、お構いなしの表現をされることが多い。
中学3年生のその年も、冬休みの最後の日になっても宿題ができてないので、W君に電話をしてW君は「書き初め」の宿題が完成していることを確かめた後、彼の家に行って作品を頂戴した。「とにかくW君、失敗した作品でいいから・・・。」と言って貰ってきて、自分の名前を書いて提出をしたのだった。が・・・・・・・。
翌朝、登校してみて驚いた。私の(正確に言うとW君の作品に私が署名しただけの作品)が銀賞になっていたのだった。W君はと言うと、金賞にも銀賞にも銅(赤)賞にもなっていないのだ。困った。本当に困った。
困った私は、その日の放課後、仲良しのH君と教室の折り紙でピンクだとか茶色だとか、青だとかの紙を作り、他の子の作品に貼って家に帰った。翌日の朝のホームルームの時間、担任のS先生は「誰だ、こんなイタズラをしたのは!!!!」とカンカンになって怒りまくり、犯人の私は職員室の人となった。
「顔も性格も成績も良い君がなぜこんな事をしたんだ・」とたしか(笑)・・・・S先生は言ったと記憶するのだが・・・・、共犯者も、ましてはW君のことは絶対に言うわけには行かず、職員室に正座を1時間させられた。
W君から、今年も年賀状が届いた。毛筆の年賀状、相変わらず達筆だ。
S先生、こんな訳だったのです。S先生、お元気ですか?
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