2017年9月22日金曜日

ふっせ  ( Plants that grow naturally )

「ふっせ」という言葉を御存知だろうか??念のため、久しぶりに「広辞苑」でひいてみた。「落ちこぼれた種から成長した草木」とある。昔、職場の花壇の担当をしていた時に、一緒に仕事をしてくれていた先輩のMさんが「足りない花はこの場所に毎年『ふっせ』でトレニアが出てくるから、それを植えたらいいよ。」と言ったのだった。私は「ふっせ」などと言う言葉は聞いたこともなく・・・でも聞き返したり、意味が分からない態度をとるのが恥ずかしいような気持になり、また文脈からこの場所に何かが生えてくるんだな・・、と理解してその場を過ごした。しかし何度か同じ言葉を聞き、意味を知ることになったのだが、昨日久しぶりに畑の爺が「ふっせでトマトみたいな芽が出てきた。」と話をしてくれて、久しぶりに「ふっせ」と言う言葉に出会った。

 漢字で書けば「風生」と書くらしく、 風で運ばれて生えた植物の事を言うのが語源らしい。たくさんの種からかなりきつい環境の中で生えてきた物なので、育てたものよりも良い苗のことが多いのだ。
下の写真は畑にふっせで生えてきた「トウガラシ(鷹の爪)」の芽だ。

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