私の「干し柿の師匠」が四国に旅行に行ってきたのだと、お土産をくださった。そして「向こうで『大和』の柿を見つけたので、宅急便で送ってもらうことにしたので、良かったら・・・・。」と言う話だ。勿論譲っていただくことにした。
写真左が「大和」(やまと)柿。干し柿にする銘柄ではトップブランドらしい。
そして昨日届いたので、譲っていただいて、今日皮をむいて干し柿を作った。色々なことを紹介したので、今回は硫黄で行う燻蒸消毒について紹介してみたい。
皮をむかれた柿は、人間で言ったら裸にされたような状態になる訳で、皮をむかれた皮膚に色々なばい菌がつき、(果物の場合)黴(カビ)が生えてきてしまう。それを防ぐために、熱湯に漬けたり、焼酎をかけたりする。また風通しの良い所に干すのもカビ対策であると言ってもよい。しかし(師匠の話)最も良い方法は硫黄を使った燻蒸消毒で、最も効果があるのだそうだ。
黄色い粉の写真が硫黄(化学記号は”s”)この硫黄を密閉できる空間で燃焼させて、密封させておけば完全に柿の表面が消毒されるというわけだ。
先程から、硫黄が燃えた時の匂いについて紹介しようと思っているのだが、硫黄は燃えると「マッチを擦った時の匂い」と言っても今はマッチを使わないし「箱根の大涌谷の・・・。」と言っても行ったことがない人には分からないし・・・・・。困っている。よく考えてみると、五感の中でも香りを人に伝えるのは難しいのだという事が改めて分かった。
ネットで調べたら「卵の腐った時の匂い」という紹介があったが、これも経験したことがない人が多いように思う。もっとも、硫黄の匂いを知ろうとする人もいないなぁ~と得心してブログを終わることにした。
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