2013年4月19日金曜日

カラスの思い出(memories of a crow)

カラスの巣の実験

カラスの思い出話を・・・・・。

3年前、勤め先のグラウンドに立っている夜間照明灯にカラスが巣を作った。どんな取り決めがあるのか知らないが、野鳥が卵を産んであったり、雛を育てていたりすると人間は巣を除去することが出来ないらしい。
幸か不幸か、夜間照明に作ってある巣には、まだ卵も雛もいなくて、業者がきてクレーンを伸ばして巣を除去することができた。もともと野次馬根性は人一倍(この言葉よく考えてみると少し変で人一倍なら同じだよね)の私なので、クレーンの下でワイワイ言いながら見学していたが、業者が巣を持って降りてきた時に、図々しいことに関しては人三倍くらいの私なので「その巣をいただくことは出来ませんか?」と言うと、業者は二つ返事で「勿論いいですよ。」と私にくれた。

小学校の3年生の子どもたちを受け持っていた私は、夏休みにH君とカラスの巣について研究をした。H君はとても頭も良く、要領も良かったので楽しく研究を進めることが出来た。
カラスの巣の材料を、調べてみると学校の側の神社の木とか河原にある物だとかいくつかの物については確認することが出来た。巣の中と巣の外の暖かさをお湯の温度の下がり方で比べたり、カラスの巣にある卵ってどれ位のショックで割れてしまうのかも実験をして確かめた。(写真は30センチの高さからゆで卵を落としている所)カラスの卵を用意することは出来ないので、ゆで卵を用意して高くから落としてみた。なんと2メートルの高さから落としても卵は割れないのだ。実験で割れた卵はお弁当を食べる時に一緒に食べた。

H君は4年の夏休みには「安倍川にかかる橋の強度」をウエハースを使って実験をし、この実験もウエハースが割れる度に食べることになり、「僕の実験はなぜか食べ物に恵まれている・・・」と言って大笑いをした思い出がある。


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