アゲハチョウの幼虫を見つけた。なんと土の上にいたのだった。そう、このアゲハチョウの幼虫はこれからさなぎになるのだ。さなぎになるのにふさわしい場所を探しに出掛るところなのだ。なぜなのかは分からないが、アゲハチョウは(モンシロチョウも同じだが)幼虫時代を過ごした木(柑橘系の木)の枝でさなぎになることはない。(必ずとか言いきれないが、多くの場合は場所を移すのだ)
でも、はっきりしていることは移動中に体の中から糞として食べ物を出して体をずっと軽くしてさなぎになるのだ。いつか養蚕試験場に問い合わせたら、蚕の場合は体重が幼虫とさなぎでは半分以下になるのだそうだ。これも、成虫(蝶とか蛾になる準備なのだろう)になると空を飛ぶわけだから体重を軽くする必要があるのだろう。
私は短期で執着心も研究熱心なところもないので、どこでさなぎになるのかずっと追っかけて行ったり、待っていたりすることができない。それでどこでさなぎになるのか、あるいはどんな経路でどんな基準でさなぎになる場所を決めているのかまったくわからないでいたのだが、用事で縁の下の物を取り出そうとしたら、何と縁の下のプラスチックの箱の中でさなぎになっていたのだ。その距離5メートル以上。歩いてというか這いずってここまで来たのだ。縁の下なら雨の心配も他の動物に襲われる心配も少ない。
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