2014年3月22日土曜日

春眠暁を覚えず( It becomes very sleepy in the spring. )


今日は朝眠かった。春だからかな?などと自分に言い訳をしてみる。朝、目は覚めているんだけど、色々な理由を付けたりして布団からなかなか出ることができない。また春はそうしているのが気持ちがいい。
今朝は、布団の中で、漢詩の「春眠暁を覚えず」をおもいだした。

中学3年生の国語の時間だった。(思い出したMさんとB先生は中学3年生の同級生と国語の担任だ)

春眠不覺曉(春眠暁を覚えず)     【春の寝覚めのうつつで聞けば】
處處聞啼鳥(処処啼鳥を聞く)     【鳥の鳴く音で目が覚めました】
夜来風雨聲(夜来風雨の声)      【夜の嵐に雨混じり】
花落知多少(花落つること知る多少)       【散った木の花いかほどばかり】
(   )は読み下し文 【   】は井伏鱒二の訳詩より

私がこの授業をよく覚えているのは、B先生がMさんが詩吟を習っていることを知っていて、国語の授業の最後に「Mさん、一緒に吟じよう。」と呼びかけ、Mさんと(一緒と言っても一人ずつであった)この漢詩を吟じてくれたのだ。朗々とした歌声が教室に響き、とても感動をしたことを覚えている。


  

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