2016年10月22日土曜日

白鷺 ( Memories of the bird )

散歩の途中で「白鷺」(シラサギ)を見かけた。稲を刈り取った田圃の水たまりにいて、エサを探しているようだった。白鷺には思い出がある。
あれは、私が高校3年生の夏休み、夏の甲子園大会の地方予選の応援に行く時のことだった。私の通っていた高校は市の東の外れにあったので自転車通学の生徒が多く、地方球場に行く場合は、バスの発着場所を、市の中心部にある駿府公園にしていた。

私の家は駿府公園からは近くだったので、その朝、歩いて駿府公園に出掛けると、途中で「白鷺」がフワ~と舞い降りてきたのだった。(弱って舞い落ちてきたのだった)舞い降りた白鷺を見ていると、野良猫が近づいてきたので、猫を石をぶつけて追い払い、白鷺を捕まえて自宅に戻り、飼っていたチャボを小屋の外に出し、とりあえずその小屋の中に入れて、高校野球の応援に出掛けた。帰ってきてから、ミミズやチャボのエサなどを与えていると、仕事から帰ってきた母親から「こんなに珍しい鳥を飼っていいはずがない!!」「とりあえず交番に届け出なさい。」と言われ、交番に行くと、「取り扱いを調べて、連絡するからとりあえず預かっておいてほしい。」と言われた。最終的には、私が「遺失物放棄」(拾った物の権利を放棄する)のサインをして、鳥については、「野鳥の会」の人から、近くの浅間神社の山頂で放鳥するように言われたとことだった。そのお巡りさんが、白鷺を抱いて持って行こうとすると、白鷺が長い首を延ばしてお巡りさんの顔を突こうとして暴れたのだった。怖くなったお巡りさんは「僕、元気だからダイジョブだよね!!」といって私の家の庭から放鳥してしまったのだった。・・・・・・・・

などと昔のことを思い出しながら、今朝の田圃の白鷺を見ていたら、奇妙な行動が目についた。白鷺はじっと水面を見ていたかと思うと、片足を何度も何度も動かして水をかき回してから、水中のエサを捕まえるようだった。きっと、足で水底にいる魚や虫を脅かして動き出したところを見つけて捕まえるのだろう?何か大発見をしたようにうれしかった。

3 件のコメント:

  1. いつのまにやら駿府公園が駿府城公園と名称が変わっていましたね、

    返信削除
  2. あ~そうなんだ。知らなかったよ。

    先日はウィスキーの答(返事)ありがとう。
    教えてもらったメールの内容をブログにのせてもいいかな??

    返信削除
  3. 著作権フリーですから存分に使ってください。

    返信削除