
川上哲治氏は、現役の選手時代に一年間で三振に切ってとられたのは5~6回くらいしかないのだ。この記録はいまだに破られていないらしい。これは大体一か月に一回くらいしか三振しない勘定になる。凄い!!!でもインタビューの中で川上哲治さんは「当時は三振してベンチに戻ると結構冷やかされるから、アウトになっても三振だけはしないようにしていたから、どうってことないですよ。いまは三振しても凡打でも同じアウトだから、しっかり振ろうという考え方に変わってきている。だから、私の記録は関係ないですよ。」と言っていた。それでも凄い記録だ!!
もう一人イチロー選手は、オリックス時代に受けたインタビューの中で「今日、ようやくできた技があるんです。」と興奮気味に話していた。「バットに当てる技術については私は結構高いので、振り始めてバットに当たる瞬間に「あ・・・マズイ!!」と思ってもバットに当てることが出来る、でもそんな打球はゴロやフライの凡打になってアウトになってしまう。」「ところが今日、初めてスイングの途中で『マズイ。』」と思って空振りをすることが出来たんです。」「2ストライクと追い込まれていては、空振りはできないけど、カウントが良いときは、空振りをして次の好球を待つことが出来る。そうしたらもっとヒットが打てます。」そんな内容だった。意識して空振りをする・・・・凄い新人が現れたと思った。その後のイチロー選手の活躍についてはご存知の通りだ。