犬のエサは、今ではドッグフードのみ!!しかもペレット状のエサをそのままエサ用の食器に入れて食べさせる。毎日同じものをずっと与えるのだ。
昔は犬のエサと言ったら残飯を意味していて、残ったご飯に味噌汁を薄めてかけて与える。もちろん魚の骨や他のおかずの残りがあったら入れておく・・・残らず食べてくれたものだった。
また、パン屋さんに行くと、サンドウィッチを作った時に出たパンの耳の部分をタダでくれた。だから大きな犬を飼っている人はそんなパンを御飯の代わりに使ったりしていた。
こんなこともあった。肉屋さんだけでなくて鳥屋さんもあって、当時の鳥屋さんではニワトリを絞めて羽を取り除いて処理して販売もしていたので、ニワトリの頭の部分をタダで貰うことが出来た。大型の犬を飼育していた私の知り合いの人は、よくこのニワトリに頭を鳥屋さんから貰ってきていた。水で長く煮続けると、グニャグニャになってくるから、そうしたらニワトリの口ばしを取り除いて、犬に与えていた。でもニワトリの頭を1個1円で販売するようになり、その内に販売もしなくなり・・・・・とうとうペット専門の工場で「ニワトリの頭煮の缶詰」なるものが販売されるようになったりもした。
栄養はまったくめちゃくちゃだけど、色々な物を食べていた昔の犬と、栄養的には完璧でも、毎日同じものを食べ続ける現在の犬ではどちらが幸せなのだろう?
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