2013年5月29日水曜日

獲ったどぉー  (I caught a bird.)

畑で捕まえたムクドリ
人には誰にでも困った性分があるもので・・・・・という書き出しはいけないよね。正確に言うと、私には困った性分があり、昆虫でも鳥でも、何でも生き物を目にすると、なんとなく捕まえたくなってしまうのだ。虫はもちろん、鳥でも(公園にいる鳩でさえも・・・・・・)神社の池の浮き石で日向ぼっこをしている亀を見ても、ムズムズしてきてしまう。何か、こう・・・・捕まえないと損をしたような気持ちになるのである。

今朝、畑で仕事をしていると、ムクドリの雛が(写真の頭を見ると雛特有の黄色い羽毛が見え、雛だと分かる)人(私)をあまり恐れる様子もなく、虫をついばんでいる。困った性分がわき起こり・・・・・でも、手元に網もなく捕まえることは出来そうにない・・・、と思っていた矢先に、好運が私に舞い降りて・・・・ムクドリがジャガ芋の葉の向こうに行って虫を探している。つまり、ムクドリからは私の動きが見えないわけなので、急いで(かつそっと・・・近くに忍び寄り)手でジャガ芋の葉ごとムクドリを捕まえた。思ったよりもボリュームがあり、脚も大きかった。羽を広げたり、脚を開いたり、ひとしきり遊んで、近所の子供に見せてあげ・・・・・、その子が「飛ばしてみたい。」と言うので放鳥をした。

その日、佐野美術館に、「プチファーブル 熊田千佳慕の世界」展に行った。千佳慕の昆虫の細密画や絵本の原画が飾られていたが「みつばちマーヤの冒険」の原画の中に、マーヤにトンボのおばさんが「人間には気を付けるのよ。特に小さい子にはね。」と教えている場面があり、いい大人が鳥なんて捕まえちゃいけないよな・・・と反省をした。今年から、私は鳥類とほ乳類、両生類、は虫類は捕まえない様にしたいと思う。(昆虫は約束できない)←困った性分だね

2013年5月26日日曜日

ゴーヤの苗を発見 (Bud came out, without sowing)

タマネギの間に発芽していたゴーヤ
3.11の震災から、電力を極力節約するために、植物で「緑のカーテン」を作る運動が盛んになり、園芸店にはゴーヤの苗がたくさん並ぶようになった。私はゴーヤを毎年作っているが、ゴーヤは、こぼれた種で毎年発芽をしてくれる、有り難い植物である。ところが・・・・・今年はいつまでたってもなかなか発芽をしてこない。「今年はだめかな??」
今から種まきじゃ、とても間に合わないから、苗を買おうかな??などと考えていたら、今朝苗を見つけた。面白いもので一つ見つけると、「発芽しているんだ。」つまり「探せばあるんだ。」と思って探すから、次々に見つかり、結局6本のゴーヤの苗を見つけることが出来た。

ところで、「ゴーヤ」は「ニガウリ」とか「ツルレイシ」とも呼ばれていて、なんと呼んだらいいのか迷ってしまうことも多い。ついでに調べてみたら・・・・・・。

分類学(生物学)上は「ニガウリ」と呼ぶのが標準。
「ゴーヤ」は別名で、沖縄方言の語尾の長音が欠落した形。
栽培の分野では「ツルレイシ」と呼ぶのが標準的らしい。
つまり
★標準和名(生物学)とその漢字表記…… ニガウリ(苦瓜)
★農学・園芸学分野での通用名…… ツルレイシ
★沖縄方言から普及した別名……… ゴーヤー、ゴーヤと考えたら良いみたいだ。

私の借りている畑では、このゴーヤ以外にも
青シソ(紫蘇) 赤シソ サニーレタス 白ウリ カボチャ
バジルなどが、種まき無しに(去年こぼれた種で)発芽をしてくれて、私を楽しませてくれる。

ところで、ゴーヤはキュウリと同じように支柱を立て、ネットを張り、つるを誘引して育てる。つまり、他の植物みたいに茎を食物繊で強くして、自分の身体を保持するのではなく、ツルを絡ませて自分の身体を保持するから、茎を固くする分の余分なエネルギーを使わないために、早く育つことが出来る。

暑くなることには、あの独特の長さのゴーヤが収穫できるはずだ。楽しみである。

2013年5月22日水曜日

八重咲きのドクダミ(He looks just like my friend)

左が普通種。右が八重咲きのドクダミ
去年、私は車をオープンカーに乗り換えて(町をオープンにして走るとただうるさいだけでした。)そこで京都の街を走ってみようなどと、柄にもないことを考えた。京都の街で、入った古道具店(古美術店)でのこと・・・・・。

お店に入って、驚いた。店主が私の友達のN君によく似ているのだ。顔はそこそこ似ているだけなのだが、物腰、話し方、お洒落な所(お洒落の方向)など等etc。
そのお店には色々な古美術、特に陶器(古伊万里)がきれいに展示されていたのだが、花瓶に見慣れない花が飾ってあり・・・・・
「あの、この花???」と私
「そうなんですよ!!!」と店主
「やっぱりそうですよね!!!」と私
「珍しいでしょ!!!!!」と店主
翻訳すると
「あのこの花はドクダミではないでしょうか??」
「そうなんですよ。ただし普通の種類ではなくて、八重咲きのドクダミですよ。」
「やっぱりそうですよね。匂いもドクダミ独特の匂いだし・・葉は普通のドクダミとよく似ているし・・・・。」
「とても珍しい種類で、知り合いの人に分けていただいて増やすことが出来ました。」

分けていただいて、私の庭でも増やすことが出来、昨日あたりからようやく咲き始めた。静岡県はあたたかいのだろう、京都に行った時よりも大分早い開花だ。それにしても本当に清楚で綺麗だ!!!
お店で購入したガラス製の小さなコップは時々冷酒を飲む時に使っている。

お店のホームページはhttp://www.geocities.jp/rocky3siba/
「道具屋 広岡」で検索しても見つかる。京都に行くことがあったら覗いてみると楽しいお店だ。

2013年5月19日日曜日

アゲハの幼虫 (You must not lick or cut. )

アゲハの幼虫は警戒するとつのを出す
アゲハの幼虫のことを書いていて思い出したことがある。それは、アゲハの幼虫が警戒した時に出す角に関することだ。アゲハの幼虫は外敵に襲われた時とか、身体に何かが触れた時とかに頭の部分から角を出す。この角が出ると猛烈に臭い。柑橘系の匂いを凝縮したような感じの匂いだ。

いつのことだったか・・・・・・。アゲハの幼虫の出した角に手が触れてしまい、手に匂いが付いてしまった。小さかった私は最初は手の匂いをかいでいたのだが、何を考えたのか、アゲハの角を舐めてしまったのだった。本当に凄いショックが舌ベラにあり・・・舌が痺れてしまった。何度も唾を吐き出したが長い間口の中に違和感が残ったことを思い出す。

それから、これもいつのことだったのか。アゲハが角を出した時に「この角は将来何になるのだろう??」「場所とか形を考えるとアゲハチョウの触角かな??」などと考え、ハサミを持ってきて片方の角を切ってしまった。育てて将来、触角の一本しかないアゲハチョウになれば、幼虫の角は触角と証明できる・・・・等と考えたのだった。でもアゲハの幼虫は、触角を切られたらすぐに死んでしまった。

後先を考えることが出来ない、本当にお馬鹿な子供だ!!!

教訓①  アゲハの幼虫の角は舐めてはいけない。しかし、舐めても死ぬことはない。
教訓②  アゲハの幼虫の角は切ってはいけない。成長せずに死んでしまう。

2013年5月17日金曜日

アゲハの幼虫と鳥の糞

アゲハの幼虫(最初はこの色)
アゲハの幼虫が私の家の玄関に植わっているレモンの木にいた。アゲハ蝶はレモンやミカンなどの柑橘系の木に卵を産むことで知られている。このほかにも山椒の木や、木ではないがニンジンにも卵を産む。いずれの植物も匂いが強い植物である。(アゲハ蝶が柑橘系の植物の葉が大好物であると考えるより、植物は動くことが出来ないから、強い匂いを出して、虫に食べられないように自衛をしているが、アゲハ蝶の幼虫だけがそのバリアを突破できると考えると納得がいく。)

さて、アゲハ蝶の幼虫はうまれてしばらくは、上の写真のように白と黒のまだら模様であるが、だんだん大きく成長するとなると、下の写真のように葉と同じ緑色に変身する。

やがて緑色に変身する

以前「白黒のまだら模様は、鳥の糞に似せることによって、虫や鳥などの外敵から身を守っている」と何かの本に書いてあった。へそ曲がりな私は「え~~、それならそのままのまだら模様でいた方が都合がいいはずなのに・・・・・・。なぜ、緑色に変身するんだ!!」と不思議に思った。(科学の世界は案外いい加減で、都合の好い理論を都合良い時にだけ使って説明をしようとすることが多い・・・・・と私は思っている。)
その事について、以前クラスの子供と夏休みに調べたことがある。ペットショップに行って、鳥の糞の大きさを測らせて貰ったり、その大きさとアゲハの幼虫の大きさを比べたり・・・・・・結論だけ紹介すると、緑色の大きさのアゲハの幼虫ほどの大きい鳥の糞は日本の野鳥はしないと言うことがわかった。つまり、大きな野鳥は肉食なので糞が固まっていなくて、幼虫のような形にはならない。だから、まだら模様のままで成長したりすると、そんな大きさの糞はないのだから、かえって目立ってしまい、外敵に襲われやすくなる。(だから、大きくなるとまだら模様から、保護色の緑色に変身をするのだ。自然は本当に上手くできている。

2013年5月15日水曜日

メダカ卵の孵化(What is a life? )



小さなポリ袋
 カラスの被害にもめげず、メダカの卵が孵化してきている。赤ちゃんメダカが水槽の表面をピコピコ泳いでいてとても可愛らしい。カラスの被害の時にも書いたいたのだが、最初は5、6匹、しかもたった一つのつくばいで飼い始めたメダカも現在はもう何百匹もいるし、飼育水槽もつくばいだけでなく金魚鉢や火鉢などを含めて30個近い。野生の状態とは違うから環境もいいし、外敵も少ないのだろう。毎年「うなぎ登り」に種類も生体数も増えている。「うなぎ登り」でなく「メダカ登り」か???
一般的にメダカは1シーズンに1000個の卵を産むと言われているから、人工の外敵が少ない環境に置いておけば、本当に困ってしまうほどに増える。(野生のメダカは大人にまで成長するのは孵化したメダカの1%程度らしい)

ルーペとカメラを組み合わせて撮った写真

右上の写真は100円ショップで買った開閉チャック付きのポリ袋。最近、この中にメダカの卵を入れて育てたりすることがある。小さな袋の中でも卵は小さいし、卵である時は代謝量が少ないのだろう・・・。こんな小さな袋に入れて置いても卵はどんどん成長して赤ちゃんメダカになる。

袋に入っているので、扱いが簡単で、部屋の机の上に置いてもいいし、壁に貼り付けて置いても成長して孵化してくれる。ちなみに卵が産まれてから、水温と日数を掛け合わせて250になると孵化すると言われている。したがって25℃の水温なら10日で孵化し、30℃の水温なら8日から9日程度で孵化することになる。

上の写真は発生を始め、目玉が出来かかっているメダカの卵である。ときどきぐるぐる回ったりする。
「命を大切に」とか「かけがえのない命」とかよく言われるけど、命って目に見えたり実感としてとらえることがなかなかない。しかしこうしてルーペでメダカの卵を見ていると「命」という物を確かに実感することが出来る。                                                                                                                                          

2013年5月13日月曜日

サニーレタス


畑になっているサニーレタス

私が借りている畑は、自宅から道路を隔てて10歩ほど、本当に目と鼻の先にある。だから、昼食とか夕飯の仕度の時に「あ~大根抜いてきて・・・・・・・。」とか
「悪いけどネギを取ってきてくれる??」
と言うようなことになり、ちょこっと行って野菜の食材を調達したり出来る。

こんな時に、農家のまねごとをしている幸せを感じることが出来るのだが、サニーレタスは特に「お得感」が強い。

サニーレタスを普通はスーパーなどでは切ってある物を買い求めるのが普通だと思うが、畑にあるサニーレタスは刈り取る必要がないから、葉っぱだけをむしり取ればよいことになる。

すると、葉をむしっただけだから、サニーレタスは生き続けまた、葉が増えてくる。そうしてまた、収穫。こんな事を繰り返すことが出来るのだ。



下から葉をむしり取られて背が伸びたサニーレタス

                                      
こうしてかなり長い期間、収穫が出来るのでとても得した気分に浸ることが出来る。左の写真はこうして、葉をむしり続けたサニーレタスである。だんだんと背が伸びてくる、そして先の方に蕾が出来てきて、葉も固くなり、花が咲き、種が出来る。

種はタンポポと同じように、綿毛で風にふかれて飛んでいく。
サニーレタスは葉を切ると、白い液がじわっと切り口から染み出てくる。タンポポそっくりである。綿毛で増えるところもタンポポと同じだから、きっと同じ仲間の植物だと思う。


このサニーレタスの綿毛(種)は暫くすると芽が出てくるのだが、双葉から出てくる本葉はすでに茶色の色でサニーレタスであることが、誰が見てもわかる。種を買うことなく自然に芽が出てくるのだから、芽を見つけた時もとても得した気分になることができる。

私の借りている畑でも、サニーレタスとサラダ菜、リーフレタスが今食べ頃になってきている。



話は逸れるが、サニーレタスをみそ汁のお碗に入れ、熱いみそ汁(具の入っていないただのみそ汁)を注いで作るおみそ汁・・・・・オススメです。


                                              

2013年5月10日金曜日

モンシロチョウの幼虫 (It is very difficult to find it.)


キャベツの葉の裏にいた幼虫
 キャベツを収穫した。周りの汚い葉をめくって捨てていったら、モンシロチョウの幼虫がいた。見つけたことが嬉しくて、早速デジカメを持ってきて写真を撮ったのだが、実は写真はもう一枚撮ってあり、その写真は幼虫を指している私の指も一緒に写っている写真なのだ。(葉の緑と幼虫の緑が保護色になっていて見えにくかったのだ)しかし、撮り終わって写真を見てみると、目で見た感じよりも全然ハッキリしていて It is very difficult to  find it. では無い。
モンシロチョウが畑に飛び回り、キャベツの葉が虫食い状態になったので、農薬を散布したのにも拘わらず幼虫はこうして元気に葉を食べている。農薬について、農薬の会社にメールで尋ねたことがあった。「農薬というのは、薬がかかった葉を食べた幼虫が、腹を痛めるような形で駆除するのか、食べるのではなく、農薬が幼虫の身体に直接かかると毒が効いて虫が死に至るのか」・・・・・答えは身体にかかると駆除できるというものであった。

キャベツは(植物という物は)幼虫(外敵)から逃げることが出来ないから、葉に毒素を含ませることなどによって、幼虫から自分の身を守っている。だから見方を変えると、モンシロチョウの幼虫は、キャベツの毒素を巧みにかわしながら、生き抜いている幼虫だと言うことができる。(ちなみにキャベツの葉からは発ガン性物質が20数種類発見されている)そんなことを思いながら、幼虫を見ていると可愛くなって・・・・・と言う訳にはいかない!!!!。

本来私の大事なキャベツを食べてしまった罪により死刑である。がしかし、親戚の娘がどうしてもモンシロチョウの幼虫が欲しいというので、その家に強制送還をすることにした。

2013年5月7日火曜日

栴檀は双葉より芳し!!



発芽したおじぎ草(朝の様子)

「栴檀は双葉より芳し」の言葉の意味が分かったのは何歳の頃のことだったのだろう。「栴檀」も「双葉」も「芳し」も自分にとっては難しい言葉だったし、何より私が間違っていたのは、「より」の意味の解釈であった。「より」を比較の「より」だと思っていたから、栴檀と双葉を比べていたのだ。栴檀は双葉よりも芳しいんだ。栴檀は、双葉に比べて芳しい・・・・匂いが良いって事だろう・・・・双葉って何だ??
等と考え、分からないスパイラルでくるくる回っていた。

しかし、ある時に親戚の大人の人たちの会話中に「○△ちゃんは、小さい時から違っていたもんね・・・。」「栴檀は双葉より芳し・・・だよね。」という様な会話を聞き、「あれ・・。」と気が付いたのだった。
「双葉より」って「双葉の頃より・・」なんだ・・。要は「栴檀は発芽したての双葉の頃から芳しいのだ・・、と。



発芽したおじぎ草(昼の様子)
 
さて、去年「おじぎ草」を庭に植えた。おじぎ草は、朝夕に葉を閉じ、昼間になると葉を開く。また葉を触ると葉を閉じるのでとても面白い。去年は珍しく(自分としては)花を咲かせ種を取ることが出来た。今年になりその種を蒔いてみると、発芽した。ところが、この「おじぎ草」の芽。双葉なのに朝は閉じ、昼間になると開くのだ。

私の作った新しい格言「おじぎ草は双葉より開閉!」(使い方は「栴檀は・・・・」と同じ)(笑)










2013年5月5日日曜日

5月5日はこどもの日

冬の柏の木(葉が枯れているのに落ちない)

5月5日は「こどもの日」 例年はゴールデンウィークの最終日なのだが、今年は日曜日だったので、月曜日が振替休日となってくれた。

この日に柏餅を食べるのは、なぜか知らないが、今年も和菓子屋さんに行って、買ってきた。ついでに蜜団子を買おうとしたら、5月5日は柏餅しか作らないとのこと・・・。私みたいに理由は知らないけど、とにかく食べるなんて人がいっぱいいるからだろう。

柏の木について、以前から不思議に思っていることがある。それは、冬になっても葉が落ちないことである。松等のように冬でも葉が緑色の常緑樹なら、葉が落ちないことは不思議でないのだが、柏の木は落葉樹で、冬になると葉が枯れた状態で木に付いて入る様子をよく見かける。



なぜそうなのかは知らないが、逆にその枯れても葉の落ちないことを、新芽が出ない限り古い葉が落ちないから、家が絶えない、後継者が絶えることがない縁起の好い木として食用に使うらしい。
ちなみに、私は草餅の柏餅が大好物である。(どちらでもいい情報(笑))