畑で捕まえたムクドリ |
人には誰にでも困った性分があるもので・・・・・という書き出しはいけないよね。正確に言うと、私には困った性分があり、昆虫でも鳥でも、何でも生き物を目にすると、なんとなく捕まえたくなってしまうのだ。虫はもちろん、鳥でも(公園にいる鳩でさえも・・・・・・)神社の池の浮き石で日向ぼっこをしている亀を見ても、ムズムズしてきてしまう。何か、こう・・・・捕まえないと損をしたような気持ちになるのである。
今朝、畑で仕事をしていると、ムクドリの雛が(写真の頭を見ると雛特有の黄色い羽毛が見え、雛だと分かる)人(私)をあまり恐れる様子もなく、虫をついばんでいる。困った性分がわき起こり・・・・・でも、手元に網もなく捕まえることは出来そうにない・・・、と思っていた矢先に、好運が私に舞い降りて・・・・ムクドリがジャガ芋の葉の向こうに行って虫を探している。つまり、ムクドリからは私の動きが見えないわけなので、急いで(かつそっと・・・近くに忍び寄り)手でジャガ芋の葉ごとムクドリを捕まえた。思ったよりもボリュームがあり、脚も大きかった。羽を広げたり、脚を開いたり、ひとしきり遊んで、近所の子供に見せてあげ・・・・・、その子が「飛ばしてみたい。」と言うので放鳥をした。
その日、佐野美術館に、「プチファーブル 熊田千佳慕の世界」展に行った。千佳慕の昆虫の細密画や絵本の原画が飾られていたが「みつばちマーヤの冒険」の原画の中に、マーヤにトンボのおばさんが「人間には気を付けるのよ。特に小さい子にはね。」と教えている場面があり、いい大人が鳥なんて捕まえちゃいけないよな・・・と反省をした。今年から、私は鳥類とほ乳類、両生類、は虫類は捕まえない様にしたいと思う。(昆虫は約束できない)←困った性分だね