アゲハの幼虫(最初はこの色) |
アゲハの幼虫が私の家の玄関に植わっているレモンの木にいた。アゲハ蝶はレモンやミカンなどの柑橘系の木に卵を産むことで知られている。このほかにも山椒の木や、木ではないがニンジンにも卵を産む。いずれの植物も匂いが強い植物である。(アゲハ蝶が柑橘系の植物の葉が大好物であると考えるより、植物は動くことが出来ないから、強い匂いを出して、虫に食べられないように自衛をしているが、アゲハ蝶の幼虫だけがそのバリアを突破できると考えると納得がいく。)
さて、アゲハ蝶の幼虫はうまれてしばらくは、上の写真のように白と黒のまだら模様であるが、だんだん大きく成長するとなると、下の写真のように葉と同じ緑色に変身する。
やがて緑色に変身する |
以前「白黒のまだら模様は、鳥の糞に似せることによって、虫や鳥などの外敵から身を守っている」と何かの本に書いてあった。へそ曲がりな私は「え~~、それならそのままのまだら模様でいた方が都合がいいはずなのに・・・・・・。なぜ、緑色に変身するんだ!!」と不思議に思った。(科学の世界は案外いい加減で、都合の好い理論を都合良い時にだけ使って説明をしようとすることが多い・・・・・と私は思っている。)
その事について、以前クラスの子供と夏休みに調べたことがある。ペットショップに行って、鳥の糞の大きさを測らせて貰ったり、その大きさとアゲハの幼虫の大きさを比べたり・・・・・・結論だけ紹介すると、緑色の大きさのアゲハの幼虫ほどの大きい鳥の糞は日本の野鳥はしないと言うことがわかった。つまり、大きな野鳥は肉食なので糞が固まっていなくて、幼虫のような形にはならない。だから、まだら模様のままで成長したりすると、そんな大きさの糞はないのだから、かえって目立ってしまい、外敵に襲われやすくなる。(だから、大きくなるとまだら模様から、保護色の緑色に変身をするのだ。自然は本当に上手くできている。
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