発芽したおじぎ草(朝の様子) |
「栴檀は双葉より芳し」の言葉の意味が分かったのは何歳の頃のことだったのだろう。「栴檀」も「双葉」も「芳し」も自分にとっては難しい言葉だったし、何より私が間違っていたのは、「より」の意味の解釈であった。「より」を比較の「より」だと思っていたから、栴檀と双葉を比べていたのだ。栴檀は双葉よりも芳しいんだ。栴檀は、双葉に比べて芳しい・・・・匂いが良いって事だろう・・・・双葉って何だ??
等と考え、分からないスパイラルでくるくる回っていた。
しかし、ある時に親戚の大人の人たちの会話中に「○△ちゃんは、小さい時から違っていたもんね・・・。」「栴檀は双葉より芳し・・・だよね。」という様な会話を聞き、「あれ・・。」と気が付いたのだった。
「双葉より」って「双葉の頃より・・」なんだ・・。要は「栴檀は発芽したての双葉の頃から芳しいのだ・・、と。
発芽したおじぎ草(昼の様子) |
さて、去年「おじぎ草」を庭に植えた。おじぎ草は、朝夕に葉を閉じ、昼間になると葉を開く。また葉を触ると葉を閉じるのでとても面白い。去年は珍しく(自分としては)花を咲かせ種を取ることが出来た。今年になりその種を蒔いてみると、発芽した。ところが、この「おじぎ草」の芽。双葉なのに朝は閉じ、昼間になると開くのだ。
私の作った新しい格言「おじぎ草は双葉より開閉!」(使い方は「栴檀は・・・・」と同じ)(笑)
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