ずっと気になっていたこと・・、疑問に思っていたことが解決した。
疑問だったこと、それは「魚沼産コシヒカリ」ってこんなに世の中にあるのかな???ってことだ。どこのスーパーにも置いてある。新潟県の豪雪地帯で作られている美味しいお米がそんなにたくさんあるわけない・・・・。あちこちのスーパーに置いてあるなんておかしくないのかな・・??って思っていた。だから、少しでも魚沼産コシヒカリが、お米の中に混じっていたら「魚沼産コシヒカリ」って表示して販売して良いことにでもなっているのかな??と思ったりしていた。それから最近になったら急に「魚沼産コシヒカリ」がおいてあるお店がなくなった。その事も不思議だった。
最近読んだ本にそのことが書いてあった。要約すると・・・・。(要約するより原文をそのまま載せなさいとすぐに言われそうだけど・・・・・)
魚沼産コシヒカリは「コシヒカリ」を魚沼という地域で作ったお米であって、例えば静岡産コシヒカリでも東京産コシヒカリでも同じ遺伝子の「生産した」地域の違うコシヒカリはたくさんあるわけで・・・、一時は「魚沼産コシヒカリ」というお米が新潟全県の生産量を超えて市場に溢れたことがある。勿論産地偽装をしているのだが、コシヒカリという同じ遺伝子(DNA)なのでDNAを調べても埒があかないという時代が続いた。(この頃に日本中の(私の近くのスーパーにも)お店に「魚沼産コシヒカリ」(偽物も含めて)が並んだというわけだ。)
困った「魚沼」の人達が「遺伝子」(DNA)も違う、将に「魚沼特産コシヒカリ」を作ろうと躍起になって、作ったのが「魚沼コシヒカリBL」という新しい品種で、今までのようにコシヒカリを「魚沼」という地域で栽培したのではなく、新しい品種なのだ。これでDNA鑑定をすれば食品偽装を見抜くことができるので、他地域で作ったコシヒカリを「魚沼産」だと偽ることができなくなったというわけだ。だから最近は「魚沼産コシヒカリ」がスーパーであまり見なくなったのだと思う。
しかし、この「魚沼コシヒカリBL」という新しいコメの品種は、元のコシヒカリのDNAの40%位しか使ってないので、本来の「コシヒカリ」の味からは遠い物らしい。
私の友達の言葉『美味しい物はない、美味しいと感じる刻があるだけだ』を紹介しておく。至言である。