思い出してみるともう30年以上前のことになる。その頃、ご一緒していた同僚が「白菜の漬け物をするけど、やってみない?」と誘ってくれたのだ。(まぁ断らなかったんだから、そういうことが嫌いじゃなかったと言うことなのだが・・・・。)樽(今時のプラスチック製の物)だけ持って同僚の家に行ったら、白菜も塩もすべて用意してくれてあったのだ。「とにかくこんな物は、樽にきれいに詰めて、塩をふったらできるんだよ。」とかなり大雑把な説明と実技指導ではあったのだが、その年の白菜漬けは美味しくて、また家族の評判も良くて、それから私の白菜漬けはもう30年以上続いているのだ。
しかし、ある年は塩の量が多すぎて、しょっぱくて失敗に終わった。それから、必ず塩の量を量るようにして、ようやく塩の量は白菜の全体の重さの3%が良いことが分かった。(私や家族の口に合う味になる。)30年も前のことなので、3%を「消費税」と覚えたのだが、消費税も5%になったこともあり、今では海水の塩分量3%と覚えている。
生物は海から生まれたことを考えると、海水の塩分量が「美味しい」と感じるのは、全くの偶然であるとは思えないのだ。(ご存知のように、海水の塩分含有量は約3%である。)またここ数年は白菜を買わずに自分で育てている。
まぁ、理屈はともかく、あと10日もすれば食べることができる。今年の味が楽しみだ。
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