昨日は有馬記念が開催された。競馬番組を見ることはあまり無いのだが、何となくチャンネル動かしていて有馬記念が放映されていたので観た。ニュースで繰り返し放映されているように「オルフェーヴル」の圧勝であった。
単勝で160円だそうだ。ご存知の様に100円の馬券を買うと160円の払戻金があるというわけだ。160円はかなり少ない配当なのだと思う。それだけ観客に支持され、その期待に応えたと言うわけだ。
テレビを観ながら、若い頃に飲みに行った時のことを思い出した。その飲み屋で競輪新聞を読んでいた年輩の人に(お店に私とその人の二人しかいなかったのだ。)「競輪は儲かりますか?。」と聞いたら「お兄ちゃん、私らみたいに2・3万円もって競輪場に行くような人間は儲からないようになってるんだよ。」と言うような話をしてくれた。「本当に儲かるやつは100万とかを堅いレースにつっこんで払い戻しを受けるんだよ。1000円賭けて1500円になってどうすんだよ。帰りのタクシー代にだってならないだろう?100万賭けたら150万になってくるだろう。」「だから、私らみたいなやつらは、当たったらでかい買い方しかできないんだよ。」「だからさ・・・当たらねぇ。」と言うことを実例を出して話してくれた。
確かに昨日のオルフェーヴルの100円賭けても160円にしかならないが、1000万円賭けたら1600万円になるわけだから、でかいわけだ。あの年輩の人とは人生で1回しか会ってないわけだけど、まだ競輪をやっているのかな?
競馬好きだった劇作家、寺山修司に「人間がかかる最後の病気は「希望」という名の病気である。」と言う言葉がある。
0 件のコメント:
コメントを投稿