ニュースによると「富岡製糸工場」が世界文化遺産に登録されることになったらしい。今日の夕方のニュースでは「世界文化遺産登録」が決まったら、観光客が増えて対応に困っている様子が伝えられている。
以前、富岡製糸工場とほんの少しだけ連絡を取り合ったことがあり、その時とても有り難かったので、そのことを記しておきたい。
その年、私はアゲハチョウの成長を子供たちと一緒に記録していたのだが、幼虫がさなぎになるときにとても小さくなることに気付いて「幼虫からさなぎになる時に、体重と減らして羽化に備えるのではないか?」(体重を軽くすると、飛ぶことに適している)と考えたのだった。しかし、夏休みはもうすぐ終わり。生物の研究は物理や化学の研究とは違って時間との勝負なのだ。残りの時間でもう一度アゲハチョウを育てることは時間的に無理だ。と考えて・・・・・知っている人を捜していたときに「富岡製糸工場」の研究所なら幼虫とさなぎの重さの変化を知っているのではないかと考えたのだった。連絡をすると、とても詳しい資料を送ってくださって、幼虫からサナギ(蚕)になる時に、幼虫の重さが半分以下になることを教えて貰った。とても紳士的で、子供たちに励ましの言葉もいただいた。その時の職員が今もいるとは思えないのだが・・・・「世界遺産登録」おめでとうございます。(ニュースを見ていると素直におめでとうとも言えない気持ちにもなりますが・・・・・)
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