私は「ブランド」には弱い。しかし、人間「ブランド」には弱い側面は誰でも持っているのではないだろうか。今日、小保方氏の弁明記者会見が行われた。「理研」や「理系女子」「黄色の壁紙」「ムーミン」・・・・・みんな内容よりブランドに踊らされていた。
記者会見を見ていて、仮説を信じる科学の怖さを感じた。仮説は「こうでないか。」「こうであるはずだ。」と考えること。科学ではとても大切だと言われているが、人間は仮説に対する思いこみが強いと怖いな・・・といつも感じている。いつかこんな事があった。その年、私は子供と「メダカの研究」を夏休みにしていた。こんな仮説の元に・・・・「きっとメダカの群は、年の多いメダカや体の大きなメダカが先頭になって泳ぎ、みんなをリードしているのだろう。」と。このブログを読んでくださる人は知っている通り、我が家には何百匹というメダカがいるので、色や大きさ、年齢などを混ぜたメダカを水槽に入れて泳がせ、しばらくした後、渦(水流)を作る、そうするとメダカが群れを作るのだ。(メダカは流れに逆らうように泳ぐから、偶然同じ方向を向いて泳いでいるだけなのかもしれない。)その時に、先頭を泳いでいるメダカを見ていると・・・・・・・。ここが怖いところだと思うのだが、仮説を信じる気持ちが強すぎると、きっと大きなメダカが先頭になって泳いでいる所を見ると、偶然でも「やっぱり」と思うだろうし、カメラを持っていたら年齢の多いメダカが先頭を泳ぐと「やったぞ!」とシャッターを切ろうとしてしまうのではないか。科学はそういう危うさがいつもあるのではないのか、小保方氏の記者会見を見ていて、そんなことを感じた。
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