2014年4月9日水曜日

ブランドに弱い私 ( I want to buy the goods of the brand. )

私はブランドに弱くて、よく失敗をする。いつか柳生博さんが山梨県大泉町で経営する「八ヶ岳倶楽部」で英国製の(・・・・あ~弱いな)しかも真鍮でできている(いい味なんだよな・・・・)ジョロを買ってしまった。ところが、金属で出来ているので水を入れて持ち運ぼうとすると、とにかく重い!!しかもジョロの口先がとても細いので柔らかなシャワーのような水が出るのだが、水を掛けるのにとても時間がかかってしまう。(種まきや苗を移植した時などにはとても良いのだが・・・・)だからどちらかというと実用には使われずただの飾りになってしまっている。

私は「ブランド」には弱い。しかし、人間「ブランド」には弱い側面は誰でも持っているのではないだろうか。今日、小保方氏の弁明記者会見が行われた。「理研」や「理系女子」「黄色の壁紙」「ムーミン」・・・・・みんな内容よりブランドに踊らされていた。

記者会見を見ていて、仮説を信じる科学の怖さを感じた。仮説は「こうでないか。」「こうであるはずだ。」と考えること。科学ではとても大切だと言われているが、人間は仮説に対する思いこみが強いと怖いな・・・といつも感じている。
いつかこんな事があった。その年、私は子供と「メダカの研究」を夏休みにしていた。こんな仮説の元に・・・・「きっとメダカの群は、年の多いメダカや体の大きなメダカが先頭になって泳ぎ、みんなをリードしているのだろう。」と。このブログを読んでくださる人は知っている通り、我が家には何百匹というメダカがいるので、色や大きさ、年齢などを混ぜたメダカを水槽に入れて泳がせ、しばらくした後、渦(水流)を作る、そうするとメダカが群れを作るのだ。(メダカは流れに逆らうように泳ぐから、偶然同じ方向を向いて泳いでいるだけなのかもしれない。)その時に、先頭を泳いでいるメダカを見ていると・・・・・・・。ここが怖いところだと思うのだが、仮説を信じる気持ちが強すぎると、きっと大きなメダカが先頭になって泳いでいる所を見ると、偶然でも「やっぱり」と思うだろうし、カメラを持っていたら年齢の多いメダカが先頭を泳ぐと「やったぞ!」とシャッターを切ろうとしてしまうのではないか。科学はそういう危うさがいつもあるのではないのか、小保方氏の記者会見を見ていて、そんなことを感じた。

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