2014年5月5日月曜日

柏の木 ( It is made in China. )

今日は「こどもの日」だ。「こどもの日」には柏餅を食べる。まぁこれもバレンタインディーのチョコレートみたいなものなのかな??

ところで、柏餅をくるんでいる葉、柏の木は古来から神聖なものとして知られている。柏の葉は新芽が伸びてくるまで古い葉が落ちないため、子が産まれるまで親は死ぬことがない=家系が絶えないと解釈されていて、昔の家にはお庭によく植えられていたのだそうだ。確かに冬に家の近所のお宅の庭で柏の木を見つけたら、茶色に変色した葉をいっぱい付けていた。(上の写真・今年の2月頃)
他の種類の木だと、緑の葉が茶色に変色したらすぐに落葉するのだが、柏の木はそうならないみたいだ。下の写真は、先日(4月24日)撮った柏の木の写真だ。緑の葉が出てきている。この葉を巻いて柏餅を作るのだろう・・・・・・。と思っていたのだが、違った。
昨日柏餅を買いに和菓子屋に行ったら、丁度店主が店先にいて、しかも私より他に客がいなかったので話を聞いたら、色々なことを教えてくれた。柏の葉は今はほとんど中国製なのだそうだ。私が丁度今、新芽が出ているではないか・・・・・と言ったら「いや今の新芽はまだまだみるくて使い物にならない。もっと固くなるまで大きくして、それを使用することになる。昔は国産の物を使っていたが、そんなことをしてくれる業者は今国内にはいないので、中国で日本人の指導の元で柏餅の葉は作られている。」「塩漬けにして真空パックされて輸入される。」のだそうだ。ほぼ100%と言っていいくらい中国製の葉を使用しているのだそうだ。蕎麦が原料のほとんどを輸入に頼っているそうだが、蕎麦に限らず日本的な食べ物も外国に頼って作っているのが日本の「食」の現実なんだね。

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