2014年6月12日木曜日

一秒の長さ ( One second and one meter )

ブログにアップするのを忘れていた。

6月10日は「時の記念日」である。時の記念日に思い出したことがあるので・・・・・・。
今から何年前になるだろう??一秒の長さについて子どもと夏休みに調べたことがある。この「一秒の長さ」の「長さ」は本当に紐の長さであって、時の長さではない。

1789年「フランス革命」。フランス革命政府は、各国・各地域で異なっていた度量衡を世界統一にしようと、「メートル法」を作ることを事業として始めたのだった。
そして・・・・・・、学者が相談したのだがまとまらず、しかし最後は2つの案に絞られたのだそうだ。一つは現行の「地球の子午線の4000万分の1を1メートルとする。」という案と、もう一つは「往復一秒になる振り子の紐の長さを1メートルとする。」という案だったのだそうだ。何度も議論を戦わせたのだそうだが、決着せず結局、委員長が
「このメートル法はこれから、世界中で広めて行きたいのだから、簡単な方法ではなく、より苦労の多い、難しい方法の方が良いと思う。」という鶴の一声で測定に時間や労力のかかる今のメートル法に決定をしたのだそうだ。
「幻となった1メートル」つまり「往復すると一秒になる紐の長さ」ってどれくらいの長さだったのだろう??私はその年の夏休み、子どもと一緒に調べたのだった。

結論は「今のメートル法」の1メートルより少し短い長さであった。だから、100メートル走は今の位置よりもゴール地点が手前であり、100メートル走の世界記録はもっと速いし、もう少しで10秒の壁を破れる桐生祥秀(よしひで)選手もすでに10秒の壁を破っているかもしれない。

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