2014年8月24日日曜日

アリ ( Picture of the Ants )

私はNHKの番組「ダーウィンが来た」のファンで、よく観ることがある。前回の放送は「アリ」がテーマでとても楽しかった。アフリカやマダカスカルと言った遠くの見たこともないような動物や自然を見るのも楽しいことだが、近くの公園や足元に広がる自然や動物の醸し出すドラマを見るのも楽しいことだ。

今回は「アリ」がテーマで「小学生や中学生の夏休みの研究」みたいなことを見せてくれた。小学校の2年生の女の子は、自分の家の庭で「アリの好きな食べ物」を色々な食べ物を並べて調べていた。アリの好物は意外にも「スルメ」であった。甘い物が好きだと思っていたのだが、「アリ」は甘いものでエネルギーを補給し、体を造るためにタンパク質も必要となる。そのタンパク質の補給のために普段は昆虫とかを食べているのだが、なかなか補給することができない(甘い物は補給しやすい。)ので、両方あるときはたんぱく質の食べ物を優先して食べるらしい。
また中学生の男の子は自宅に石膏でアリの巣を作り、飼育していた。観察をしていると「アリ」は必ずしも働き者であるとは限らないということを見つけた。
またアリを驚かせると音を出す(鳴く)ことも小学生が発見したそうだ。(このことは大学の研究者知らない事であった。)普段よく目にする「アリ」にもこんなに隠された秘密があるのだ・・・・、本当に楽しい番組だった。

ところで、アリというと画家の「熊谷守一」を思い出す。氏は、昼間はもっぱら自宅の庭で過ごし、日々、地に寝転がり空をみつめ、その中で見える動植物の形態や生態に関心をもった。

面と線だけで構成された昆虫などの作品は本当に素晴らしい。
左は熊谷守一の「赤蟻」

1 件のコメント:

  1. むかしマーブルチョコレートを並べ、どの色のチョコレートをアリが最初に食べるのかという実験を思い出しました。
    ところで熊谷守一は富士宮出身で、カミさんの実家近くに住んでいたようです。

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