
白鵬が33回目の優勝を全勝で成し遂げた。この記録は大鵬の持つ32回の優勝を抜く記録だ。大鵬のこの大記録は決して破られることがない記録だと言われていたのにあっさりと白鵬が更新してしまった。モンゴルから海を渡って来た少年が、慣れない環境の中でしかも格闘技という世界でこんな記録を残すなんて本当に素晴らしいの一言だ。周りの力士を見渡すと、まだまだ記録は伸ばすことが出来そうだ。
大鵬はライバルだった「柏戸」の写真を実家に貼ってあったそうだ。ライバルがいるからこそ、つらい稽古にも耐えて力をつけていくのが力士なのに、白鵬は「朝青龍」があんな形で引退した後ずっと一人で横綱をはり、日馬富士や鶴竜が横綱になっても第一人者であることを譲らない。本当に強い精神力の持ち主なのだろう。
ライバルがいないことは、星勘定の上では得な気がする。強いライバルがいたら、優勝回数の何回かはライバルに奪われるだろう。白鵬はどんな気持ちで自分のいじめ、高めていく術をもっているのだろう?怪我さえしなければ、40回くらいまでは優勝回数を伸ばすことが出来るのではないだろうか?
間違えなく、歴史に残る大横綱なのだから、時々見せる乱暴な取り口や勝負がついてからのダメ出しなどやめてほしいと、一ファンとして思っている。
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