「心に狂いが生じる時」(岩波明著)を読んでいる。その中に「アルコール依存症」で苦しむ女性の例を挙げている箇所がある。彼女は第二子を出産後、体重を戻そうと「ダイエット」に取り組むのだが、だんだん憂鬱な気分が続くようになり、寝付きが悪くなりアルコールを飲むことが増え、やがてアルコール依存症になっていくのだ。食事をとろうとしないために体重が減り、身体の肝臓はじめ多くの臓器がダメージを受けるだけでなく、精神的にも幻視、幻聴などの精神的な禁断症状も出てくるようになってしまう。読んでいくと次のような文章にいきあたった。
「厚生労働省をはじめとする行政機関もジャーナリズムもタバコの害には過敏であるが、アルコールには不思議なほど寛容である。タバコにはCMの制限やパッケージに危険性の表示が義務付けられているが、アルコールに関してはその種類にかかわらずあらゆる広告や宣伝が世にあふれている。しかしアルコールの害はタバコと同様に、あるいはそれよりはるかに深刻であることを認識すべきである。タバコは精神面での悪影響はほとんどなく、むしろ高齢者では認知機能を高めるという報告もある。もちろん積極的に喫煙を勧めるつもりはないが、飲酒がその人の身体的健康を損なうだけでなく、様々な精神症状を出現させ、本人の心身を打ち砕くばかりでなく、周囲の家族にも長年にわたる心労を課すことを考えれば、受動喫煙の問題などはみられるもののタバコの害など取るに足らないものに思えてくる。」「飲酒は穏やかな自殺である。」
筆者が精神科の医者であることを考え合わせても、確かに禁煙運動ってヒステリックだと思うし、お酒については健康に良いと言う説すらあるくらいだ。少し・・・・お酒の量を減らそうかな!!!と思った次第。ついでに言っておきます。上の写真は私ではありません(笑)
誰が何と言おうとも美味しものは美味しい。
返信削除戦後、桜の木は侵略戦争の象徴であるといわれ、多くの桜並木が伐採されたという話を聞いたことがある(貴様と俺とは同期の桜・・・・なんて軍歌にも桜を兵隊と重ね合わせた歌が多いもんね)日本人はやることが極端だよね。
削除私は禁煙運動も同じだと思っています。いまは違う方法かもしれませんが、昔は発ガン性物質の検査方法はウサギの耳にタバコのタールとかを塗り付け、耳に皮膚ガンが発症するか否かを調べたようです。この方法だと、ご飯粒を塗りつけてもガンを発症するそうです(笑)タバコの煙の中で50匹のラットを飼育してタバコの煙のない中で飼育したラットと比べるような金のかかる実験をしないようです。(今は知りません)
いずれにしても、美味しいものや綺麗なものは楽しみたいね。
おいしい、きれいって、いいですよ。いろんな関係(面倒なことが多いけど)が存在していても、どうしようもなく自分・存在なんですよね。
返信削除Thanks quite a lot for your mail.