
ようやく大きくなって最近収穫した。海藻のひじきは多くの場合、乾燥させたものが売られているので色は黒く、緑色の岡ひじきと、色が全く違うのだが、海藻のひじきに葉の形など・・・よく似ている。特徴のある味はないが、シャキシャキしてとても美味しい。ピザの上に置いて焼いて食べたり、お味噌汁の具にしたりして食べている。
話は飛ぶのだが、野坂昭如の著作に「アメリカひじき」という短編小説があり、戦後間もない頃に、アメリカ軍が食糧支援物資として飛行機から「紅茶」を落として行ったのだが、紅茶を飲む習慣のない当時の村人は、「ひじきだ。」「アメリカひじきだ。」と言って煮て食べるというのがこの物語のストーリーだ。紅茶なので煮ると茶色い水が出てくる(本当は紅茶だから、それを飲むのだが・・・)「アメリカのひじきは灰汁が強いなぁ。」と村人が言いながら何度もこぼす場面が心に残っている。
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