今日から6月だ。6月の花札の花は牡丹。花の王様だ。牡丹によく似ていて、同じ頃に花が咲く花が芍薬(シャクヤク)。ボタンが「木」であるのに対してシャクヤクは「草」であると言ってよい。つまり牡丹は冬に葉っぱは落ちるけど茎は枯れず土上残り、茎の表面が木のようにざらざらした感じになるのに対して、芍薬(シャクヤク)は冬になると茎も葉っぱも枯れて、根と芽の部分だけ残る。どちらも派手でとても綺麗な植物だ。我が家の庭にも牡丹、芍薬共にあり今年も綺麗に花を咲かせてくれた。(写真は牡丹)

さて「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉があり、美人の例えとして有名な言葉であるが、私にはこんな思い出がある。昔の中学校には名物先生が何人かいて(昔は一校に20年以上勤務している先生が数多くいたのだ)授業の合間に自分の昔のことを話してくれたのだ。B先生はラブレターを彼女に送り「立てば芍薬、座れば牡丹・・・・」から「あなたは百合のようだ。」と書いて送ったところ大失敗で嫌われてしまったのだという。理由は「君たち・・・彼女は猫背で、それをいたく気にしていたのだよ!!」(百合の花は下向きに咲く。)そう言って大爆笑を誘うのだった。いまでもB先生のその話は思い出して笑える。
ところで、6月1日というと、「衣替え」を行う学校や企業が多いはずだ。暑い上に、学生服は襟の部分が首に当たって痛いので、6月1日の「衣替え」の日が待ち遠しかったことも思い出す。
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