春蘭と言う日本各地の山に自生するラン(シンビジューム)があるのをご存知だろうか?私は長いこと(今数えてみたら40年間)、静岡市の玉川地区で自生してる春蘭を育てていた。と言っても家の庭に植えただけで、何もしなくても毎年花を咲かせてくれていた・・・・・・・と過去形の文にしたのは、去年とうとう枯れてしまったからだ。一時は株も大きくなって大袈裟でなくて数十本の花が咲いたこともあった。でも・・・・寿命ってあるのかな??ここ数年だんだんと株の勢いがなくなってとうとう枯れてしまった。
西洋のランと違って、地味な花だけど『気品』があって『控えめ』でとてもかわいい。また西洋のランは土ではなくて、水苔を使わなくては栽培できないのに春蘭は土でいい上に、寒さにも強いから冬に室内に入れておく必要もない。私みたいに面倒くさがりの人間にはもってこいの植物なのだ。
去年、多くの園芸店を廻って探したけれど苗を売っているお店はなく、近所の東洋ランを育てている人に紹介してもらって吉田町の山野草の専門店で春蘭を見つけた。店主によるとこの春蘭は「八ヶ岳」で自生している春蘭なのだそうだ。もうすぐ一年になるのだが、昨日花を咲かせているのを見つけた。
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