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ナショナル製の扇風機 |
暑い!!!夕方のニュースは暑さによる熱中症の事からスタートする毎日だ。
そんな中、その骨董扇風機は、時々立ち寄る骨董屋の奥でそっと私に見つけてもらうために待っていたという風に・・・・私には感じられた。(笑)
この手の品物は値段を言うと大体「え~~」という悲鳴に様な声に続いて「こんなきたない物を・・・」「私ならくれると言っても要らない。」というような感想が続くので、値段は明かさないようにする。
まだ現役で扇風機の羽根は回るのだ。(多少埃は被っているが・・)しかも2段階で強弱の風力調整が出来る。勿論首振りも可だ。ビックリするほど重く、安定感があり、ちょっとのことでは倒れたりしないはずだ。(本当に重くてビックリする。昔の扇風機は重かったんだね。)
私はけっこう気に入っていて、今もブログの書き込みをしながら扇風機の風に当たっているのであるが、今回手に入れて一番ビックリしたことを書いてみたい。
家に持って帰ってきて、一応布で拭いていたら、扇風機の羽根の裏あたりに、ベアリング(鉄の玉)がはまっている穴があるのだ。
「何だろう??」分からなくて骨董屋に聞きに行ったら「油を差す穴」なのだそうだ。
ここから先は、私の文章に依る所も大きいが、生きてきた年代の違いで、文章を読んでも分からない人もいるかも知れない。油を差す穴とは、こういう事のようだ。
ベアリングが穴にはめられているので、昔のミシン油を注入する針の先で、ベアリングを押して空間を作り、その中に油を注入するのだ。つまりその箇所が扇風機の摩擦する部分なのだ。
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油の注入口 |
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ミシン油を差す道具 |
メンテナンスする為の穴を設計段階から考えて昔の器械は作られていたんだ・・・、本当に凄いことだと感心した。今の電化製品は使い捨てであり、扇風機も回らなくなったら捨てるんだね。昔は使い捨てることなく、故障しないように工夫して作られていたんだと、背筋がシャンとした。昔の人は本当に偉いね。
ブログを読みながら昔のドイツ車を思い出しました。まさに鉄の塊のように重く、ガッシリとした作りでした。一方、国産車は薄い鉄板を折り紙のように貼り付けてあるような印象でした。
返信削除実際、英国でドイツ車に乗っていたときに日本車に追突されたのですが、わたしの車はバンパーが凹んだだけですが、相手の車はエンジンルーム半分くらいが潰れていたことを思い出します。