去年の12月25日に「大晦日の菊」という文章をブログにアップした。内容は毎年大晦日に咲く菊が今年は大晦日になるのに咲きそうにない。と言うような内容だった。そこでは、隣の畑に植えられているUさんの菊は同じ品種なのに咲いていて、それは菊の開花は日照時間に左右されるからだ・・・・という様なことを紹介した。(私が借りている畑の側に家が建っていて日照時間が隣のUさんの畑よりも少ない)
ようやく例年よりも2週間も遅れて私の家の菊も開花し始めた。(左の写真)去年ブログにアップしてから、実は変だなぁ~とずっと気になっていたことがある。それは、隣の畑との日照時間の差はあるにしても、去年同じ位置で栽培していて大晦日に開花していたのだから、去年と今年が日照時間に変化が無い限り、私の家の菊は本来なら大晦日に開花してしかるべきだと思っていたのだった。
ずっと気になっていて、本を調べたりネットで調べたりしていたのだが、ようやくそれらしい答えが見つかった。
その現象は、発見した人の名前を採って「Catheyの温度反応」と呼ばれているもので、花芽が形成が、温度によってどのような影響を受ける事かを調べた物だった。
「Catheyの温度反応」によると、受ける影響の大きさから、サーモ・ゼロ、サーモ・ポジティブ、サーモ・ネガティブの3つのタイプに分類されているそうで、サーモ・ゼロの花のタイプは花成誘導や花芽の発達は温度にあまり関係しないタイプで、逆にサーモ・ポジティブの花のタイプは花成誘導は16℃以上の温度が必要で、高温が花成誘導を促進する(ベストは16~21℃)タイプだと言うことであった。
菊の開花は日照時間のみに左右されるものではなく、いろいろ複雑な条件が絡み合っているのだと初めて知った。と同時に年末から気になっていたことが解決してとてもすっきりしている。
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