「青い目の人形」の事をブログにアップした時に、青い目の人形に付随する物語は「眉唾ものだ」と書いた。そのことを今回は書いてみたい。
私はいい加減なくせに案外猜疑心が強く、「本当なの??」と疑ってかかることが多い。それでも頭が悪く騙されやすいのも確かなのだが・・・(笑)だから「眉に唾を付けてかかる」という事が多い。
ついでに「眉唾」について書いておく。古来、狐や狸は人間を化かす際は相手の眉毛を数えると言い伝えられていた。そこで何やらあやしげな事柄に出会った時は狐や狸のイタズラを警戒し、眉毛の数をかぞえにくくする為に眉毛を唾で濡らしたそうで、眉に唾をつけると狐や狸に騙されない、というおまじないがあったのだそうだ。それで、だまされそうな怪しい話のことを「眉唾物」というようになったそうだ。
さて、青い目の人形を勤務校で見つけ、子供と一緒に調べていると「この人形は当時の校長が『戦争の敵国(アメリカ)の人形を可愛がるわけにはいかない』と当時の用務員に命じて焼却処分にしようとした。用務員が家に持ち帰った所、用務員の奥さんが可哀想だからと自宅に隠してあったものだが戦後になって見つかった・・・。と言うようなストーリーが付随していた。私は騙されやすいので「へ~凄いもんだなぁ。」と感心をしていたのだが、ある時に他の学校にも「青い目の人形」が存在し、全く同じストーリーが人形に付随していることを知った。その時に「あれ!!」と思い始めた。同じストーリーなんてことがあるのかな??(私は4校ほどほぼ同じストーリーが付随している学校が静岡県内にあることを知った。)
大体こういう物語は校長(権力者)は悪い人間、平教諭や用務員、事務員は貧しいけれど心は優しいというような役柄になることが多い。
私は知り合いに元校長が多いのだが、知り合いの元校長はみんな焼却処分を命じることはないだろうと想像されるのだ。結構剛毅な人もいるし、みんなもっと知恵がある。実は私はこの「青い目の人形」の真実は調べてないのだ・・・・が、どこの学校も同じストーリーであるわけないし、また私は「青い目の人形」の素晴らしさを人形を見て知っているから、持ち帰ったり焼却処分しようとしたら、当時は勿体なくて・・・・と思う気持ちは良く分かるような気がするのだ。勿論気の弱い校長もいただろうからストーリー通りの場合もあるだろうし、勿体なくて持ち帰った用務員が自分の子供のオモチャにした場合もあるだろう、と思っている。
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