2015年2月13日金曜日

馬 ( Japanese figurine )

私が将棋好きになったのはかなり遅く、就職をしてから同僚の方に教えていただいてからだ。それからNHKの将棋トーナメントを観たり、新聞の将棋欄が気になるようになった。

ところで、将棋の駒の形をしていて、馬の字が書いてあるのだけどよく見ると逆さの字になっている、そんな置物を見たことがないだろうか?「角」の駒が相手陣に入った時にうら返しになって更に強い「馬」の駒となるのだが、「馬」ではなくて「馬」の字が反対になっている。気にはなっていたけどずっとそのままになっていた。わからないことがあった場合、普通はネットで調べたり辞書や人に聞いたりして分かることが多いと思うのだが、今回は読んだ小説の中で、その答えを見つけた。

川原れん氏の「女優堕ち」という小説の中で、主人公の新人女優が所属する事務所にこの置物が置いてあるのだ。その事務所の社長が説明するように語っている。

「馬を反対にした飾り駒や値付け駒を「左馬」と言って、馬の字が逆に書いてあるところから「うま」の逆は「まう(舞)」であり、 古来、舞はめでたい席で催されることから、縁起の良い招福の駒というわけだ。また、左馬という字の下の部分が財布のきんちゃくの形をしており、口が良く締まって、 入った金が散逸しないことから、富のシンボルとしての意味もある。だから左馬は、昔から、福を招く、めでたい商売繁盛の守り駒なんだ。」と言うような意味のことを言っている。
そう言えば、店頭に置いてあることが多い!!

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