
青森空港に着いてレンタカーを借りることに・・・・、手続きを終えて車の扱い方の説明の途中「この差込口はETCの差込口です。」と言うので「あ~羽田に忘れた!!!」と言うと「何ぁに構やしねぇです。ETCなんて使うことはねえです。」(女の店員の口調です。)と・・・。
また翌日、ホテルの入り口ではタクシーの運転手が「クマを近くで見た。」と・・・。また渓流を歩いていると知らない青年が「僕、見たんです。」と目的語を忘れて話しかけてくる。「何を??」と聞き返すと「クマです。子グマでした。」「いまこの沢を歩いて山の方へ・・・。」と興奮ぎみに話してくれた。
携帯電話のかからない場所もたくさんあり・・・・・、そう「奥入瀬」(青森)は自然がいっぱいで、都会からは想像できないような場所でした。
そう言えば、確か歌手の(作曲家でもある)吉幾三は青森の出身だった。彼のデビュー曲「俺ら東京さ行ぐだ」はこんな曲だった。
テレビも無ぇ ラジオも無ぇ 自動車もそれほど走って無ぇ
ピアノも無ぇ バーも無ぇ 巡査毎日ぐーるぐる
朝起きて牛連れで 二時間ちょっとの散歩道
電話も無ぇ 瓦斯も無ぇ バスは一日一度来る
*俺らこんな村いやだ 俺らこんな村いやだ 東京さ出るだ
東京へ出だなら銭こ貯めて 東京で牛(べこ)飼うだ*
ギターも無ぇ ステレオ無ぇ 生まれてこのかた見たこと無ぇ
喫茶も無ぇ 集いも無ぇ まったく若者俺一人
婆さんと爺さんと 数珠を握って空拝む
薬屋無ぇ 映画も無ぇ たまに来るのは紙芝居
*俺らこんな村いやだ 俺らこんな村いやだ 東京さ出るだ
東京へ出だなら銭こ貯めて 東京で馬車引くだ*
ディスコも無ぇ のぞきも無ぇ レーザーディスクは何者だ
カラオケはあるけれど かける器械を見たこと無ぇ
新聞無ぇ 雑誌も無ぇ たまに来るのは回覧板
信号無ぇ あるわきゃ無ぇ 俺らの村には電気が無ぇ
*俺らこんな村いやだ 俺らこんな村いやだ 東京さ出るだ
東京へ出だなら銭こ貯めて 銀座に山買うだ*
若い頃、大笑いして聞いたこの曲。大体、吉幾三という芸名も「ヨシ!!行くぞ~」をもじったのだろうし・・・・・、後にあんなに素敵な曲を作る歌手になるとは当時思っていなかった。
次回から「奥入瀬」のことを少し紹介しようと思っている。
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