我が家の庭に置いてある鉢植えのコスモスが咲きだした。このコスモスの種は銀行の窓口に置いてあった種で、銀行員が「どうぞ、お持ちください。」と言ってくれたので、持ち帰ったものだった。種まきが遅れてしまったので、近所の土手に毎年咲くコスモスが咲き始めた頃には、まだ5㎝くらいの苗だったから、咲けないかな??と思っていたのだ。ところがようやく咲き始めた。銀行でいただいた種で・・・・しかもかなり遅れて種まきをしたので諦めていた・・・それが咲いたので二重に得した気分だ。
私はブログのタイトルに英語で副題を付けているので、コスモスの英語を調べた「コスモス」は"Cosmos"であることを知った。つまりコスモスは外来種なのだ。そんなことを調べていたらこんな話題に行きついた。以下紹介してみると・・・。
コスモスは外来種なので和名が「秋桜」であっても、それを「コスモス」とは読みません。「秋桜」と書いて「あきざくら」と読みます。では、なぜ「秋桜」と書いて「コスモス」と読むようになったのでしょうか。それは、昭和52年に山口百恵が歌った「秋桜」という歌謡曲が大ヒットしたからなのです。嫁ぐ娘が母を思う気持ちを歌った歌で、当時の山口百恵は18歳でした。作詞作曲はさだまさし。曲のタイトル「秋桜」を「コスモス」と読ませ、歌詞の中でも「秋桜」と表記して「コスモス」と読ませました。「秋桜」と書いて「コスモス」と読ませる…。当時の歌謡曲は、キーワードとなる漢字を違う読み方で読ませるのが流行っていて、有名なところでは「本気」と書いて「マジ」、「恋敵」と書いて「ライバル」、「運命」と書いて「さだめ」などなど。「秋桜」と書いて「コスモス」は図鑑や難読漢字にも取り入れられるほどで、歌の世界から抜け出し、ほぼ一般化しています。今では「秋桜」を何の疑問もなく「コスモス」と読む人が多いのではないでしょうか。
私にはコスモスにこんな思い出がある。以前勤務していた地域で「地域を緑化しよう!!」と考えて「家庭花園コンクール」を企画したことがあった。その時に一年だけの緑化にならずに次の年も地域に花が咲いてくれるように、こぼれた種で来年も花を咲かせる種類の花を家庭花園コンクールに参加する家庭に配ったのだった。この企画は論文審査では結構良い賞を受賞することが出来たのだが、実際にコスモスは地域に根付かなかった。
私は自分の配った種が地域に根付いた様子をいつか将来見てみたいと欲を出し、一般的なコスモスではなくて色の変わった「エンジ色のコスモス」の種を配布したのだった。原種に近い種は強いけど、突然変異の種は弱いんだな~・・・・。その地域を車で走ることがあっても、私の配った種のコスモスを見ることはできない。人間、欲をかいてはいけないね!!!
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